「支持者高齢化」 7月10日に実施された参議院選挙で、公明党は1議席を減らし、6議席にとどまった。 比例区でも618万票で、目標にした800万票には遠く及ばなかった。 選挙後に記者会見した山口那津男代表は、不振の原因として特定の選挙区に力を入れすぎて比例対策が疎かになったこと、自民党との選挙協力が必ずしもうまくいかなかったことをあげたが、それとともに最大の支持母体である創価学会の「組織力が衰えているのは事実。支持者が高齢化し、力がなくなっている」ことを認めた。 公明党の代表が創価学会の組織の衰えに言及するのは珍しい気もするが、今後もこの傾向が進行していく可能性は極めて高い。創価学会の力が衰えれば、それは公明党の党勢にダイレクトに響く。 国政選挙の場合、連立を組む自民党との選挙協力があり、公明党や創価学会の弱体化が顕著にならないことがある。 だが、地方選挙となれば、自民党との選挙協力はないの