【▲ 生涯最後の年にガスを激しく放出する赤色超巨星を描いた想像図(Credit: W.M. Keck Observatory/Adam Makarenko)】カリフォルニア大学バークレー校のWynn Jacobson-Galánさんを筆頭とする研究グループは、赤色超巨星が超新星爆発に至るまでの最後の数か月間における活動についての研究成果を発表しました。今回の成果は、死を迎えつつある大質量の恒星の活動をより良く理解するための突破口になると期待されています。 ■超新星爆発の130日前に増光した様子が捉えられていた恒星は内部で起きる核融合反応をエネルギー源として輝くと同時に、自重で潰れないように自らを支えてもいます。青年期から壮年期の恒星では水素の核融合反応がエネルギー源となっていますが、中心部分の水素が使い果たされるとその周辺で核融合反応が起きるようになり、恒星の外層が膨張して赤色巨星や赤色超
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