科学誌「Nature」が6月16日に報じたところによると、現在、IT業界の富裕層や起業家たちの間で、有効性が証明されていない薬やサプリメントを使って自らの体を改造し、寿命を延ばそうとする「バイオハッキング」が過熱しているという。 例えば2019年、IT起業家のブライアン・ジョンソン氏は寿命を延ばすため、通常は臓器移植の拒絶反応を抑えるために使われる免疫抑制剤「ラパマイシン」を毎日注射する自己実験を始めた。 しかし、皮膚の感染症や血糖値の異常といった副作用がメリットを上回ったとして、24年9月にこの実験の中止をSNSで報告した。巨万の富を持つ彼は、有効性が証明されていない薬やサプリメントを日常的に自らの体で試すバイオハッキングを行うテクノロジー起業家の一人である。 ジョンソン氏のように自らの身体をハックし、その過程をSNSで発信して長寿の秘訣を共有する富裕層やインフルエンサーは少なくない。し

