両国の国交樹立は1919年であるが、両国国民の交流の歴史は今から約100年以上前に遡り、様々な友好・親善のエピソードに彩られている。以下はその一部。 1.ポーランドの日本研究・日本語教育 ポーランドでは19世紀末から20世紀初頭にかけて、西欧を経由して紹介された日本文化が文学界や美術界において流行し、またポーランド人による民俗学、地理学の研究や日露戦争の勃発がポーランド人の日本への関心を高めた。この流れの中、1919年ワルシャワ大学で日本語講座が開設された。1920年代にはポーランドの歴史・文化の研究のため訪ポしていた梅田良忠が日本語教育に大きな役割を果たした。 1955年ワルシャワ大学中国学科に日本学科が併設された。同大学が徐々に日本研究を充実させていきながら、1987年ポズナンのアダム・ミツキェヴィチ大学とクラクフのヤギエウォ大学に日本学科が設立され、現在に至っている。コタンスキ教授