豪快な渦潮で知られる徳島県鳴門市沖の鳴門海峡で、春の観光シーズンの到来を告げる「渦開き」が行われました。 このあと観光客らは船に乗り込み、鳴門市と兵庫県の淡路島とを結ぶ大鳴門橋付近に向かいました。船が渦潮に近づくと、観光をPRする「鳴門うずしお大使」の女性たちが「渦の扉を開く」という意味を込め、長さ1.7mほどの「黄金の鍵」を海峡に投げ入れました。7日は潮の満ち干が最も大きくなる大潮で観光客たちは直径15mほどある豪快な渦潮に大きな歓声を上げていました。 兵庫県西宮市から家族で訪れた36歳の女性は「車内から見たことはありましたが、直接見るのは初めてで、とても感動しました」と話していました。兵庫県姫路市から来た38歳の男性は「1年に1度の機会に渦潮を見ることができてよかった」と話していました。 鳴門海峡には例年100万人以上の観光客が訪れていて、徳島県や鳴門市は鳴門海峡の渦潮の世界遺産登録を