ドイツのメルケル首相が9日から7年ぶりに来日し、停滞していた日本との関係を重視する姿勢を示すとともに、ウクライナ情勢への対応などを巡って、立場が近い日本との連携を図るものとみられます。 メルケル首相が日本を訪問するのは、首相に就任してから3度目で、2008年の北海道洞爺湖サミット以来7年ぶりとなります。メルケル首相は滞在中、天皇陛下と会見するほか、安倍総理大臣と首脳会談を行い、ウクライナ情勢やイスラム過激派への対策などを巡って意見を交わす見通しです。 また今回の訪問には、ドイツの経済団体の代表らも同行し、経済面での関係強化を図るほか、東京の日本科学未来館や、神奈川県にあるドイツと日本の合弁会社の工場などを視察することにしています。 ドイツは、世界第2位の経済大国となった中国との結び付きを強めるのと対照的に、日本とは去年まで5年間にわたって首脳どうしの行き来がなく、関係が停滞していると指摘さ
未登録の場合は「登録」ボタンをクリックします。 登録したい都道府県を地図から選択します。 確認ボタンをクリックすると登録が完了します。 ※登録した都道府県を変更するには「変更」ボタンをクリックします。 震災から4年となるのを前に、東日本大震災の被災地と紛争で厳しい生活が続く中東のパレスチナ、ガザ地区を「希望のたこ」でつなごうという催しが釜石市で行われました。 このたこ揚げは世界の貧困問題などに取り組んでいるNPOや難民の支援をしている国連機関が企画しました。 パレスチナ暫定自治区のガザ地区では、東日本大震災の被災地の復興を願って難民の子どもたちが毎年3月にたこ揚げをしています。 これを受けてことしは釜石市で「希望のたこ」を揚げることになり、地元の子どもたちなどおよそ50人が参加しました。 たこには「しえんありがとう」「絆ありがとう」といったガザ地区の人々にあてたメッセージが書き込ま
中国の王毅外相は8日、記者会見し、ことしが戦後70年に当たることに関連して「70年前、戦争に負けた日本が、70年後に再び良識を失うべきではない」と述べて、安倍総理大臣が発表する「総理大臣談話」で、過去の植民地支配と侵略に対し痛切な反省を表明した過去の総理大臣談話を踏襲するよう、日本を強くけん制したものとみられます。 このなかで王外相は、戦後70年となることし、中国が北京で行う軍事パレードに安倍総理大臣を招待するかどうかという質問に対し、「関係するすべての国の指導者を招待し、誠意さえあれば誰であれ歓迎する」と述べるにとどめました。 そのうえで「加害者がその責任を忘れなければ、被害者は受けた傷を癒やすことができるだろう。70年前、戦争に負けた日本が、70年後に再び良識を失うべきではない。歴史の重荷を背負い続けるのか、過去を断ち切るのか、最終的には日本が選択することだ」と述べました。 中国政府は
アメリカで、黒人に対する人種差別撤廃の動きが大きく前進するきっかけとなった南部アラバマ州でのデモ行進から50年になることを記念する式典が開かれ、オバマ大統領は今なお残る人種差別の解消に向けて、国全体で取り組むことが必要だと訴えました。 50年前の1965年3月、平等な投票権を求め、セルマを出発した黒人たちは警察から激しい暴力を受けながらおよそ85キロにわたってデモ行進を行い、この行進は黒人の投票権を保障する投票権法の成立につながるきっかけになったと評価されています。 式典で演説したオバマ大統領は、去年、ミズーリ州で黒人の少年が白人の警察官に射殺された事件に触れ、この50年で状況は大きく改善されたが、人種の問題は今もアメリカ社会に影を落としていると指摘しました。 そのうえで「『行進』はまだ続いている。この国をよりよい国にしていくのは私たちに課せられた使命だ」と述べて、差別の解消に向けて、国全
イスラエルでは、中東和平交渉の再開が争点の1つとなっている議会選挙が迫るなか、パレスチナに対して強硬な姿勢で臨んできたネタニヤフ政権の交代を求める大規模な集会が開かれ、4期目を目指すネタニヤフ首相は厳しい選挙戦を強いられています。 選挙まで1週間余りに迫るなか、イスラエル最大の商業都市テルアビブでは7日、市民およそ3万人が参加して政権交代を求める大規模な集会が開かれました。 集会では、イスラエルの諜報機関モサドのダガン前長官が演説し、「ネタニヤフ首相は任期の間、地域によりよい未来をもたらすための行動を何一つ行っていない」と述べ、ネタニヤフ政権の和平への取り組みを批判しました。 現地メディアの世論調査によりますと、4期目を目指すネタニヤフ首相が率いる右派政党の「リクード」と、労働党などで作る中道左派の統一会派「シオニスト・キャンプ」への支持がきっ抗し、ネタニヤフ首相は厳しい選挙戦を強いられて
過激派組織IS=イスラミックステートの拠点を巡る戦闘が続くなか、イラク政府はISが世界遺産の遺跡を破壊したと発表し、遺跡の破壊を食い止めるよう国際社会に協力を呼びかけました。 こうしたなか、イラク政府は7日、ISが支配する北部の都市モスルから100キロほどのところにあるハトラ遺跡をISが破壊したと発表しました。遺跡がどの程度破壊されたのかは分かっていないということですが、ハトラ遺跡は、およそ2000年前に栄えた古代都市で中心部には神殿が残っており、1985年にユネスコの世界遺産に登録された貴重な遺跡の1つです。 ISは先月末、戦闘員がイラクで文化財を破壊したとする映像をインターネット上に投稿しました。また、イラク政府は今月5日、ISがこれとは別に、およそ3000年前のメソポタミア文明の遺跡を破壊したと発表しています。 相次ぐ破壊にイラク政府は「国際社会の対応の遅れが、テロリストによる遺跡の
アメリカのホワイトハウスでオバマ大統領が出発する直前、周辺で爆発のような音が聞こえたとして、警備を担当するシークレットサービスが一時、建物を閉鎖し、騒然としましたが、周辺で屋台の車1台が燃えたことが分かり、テロなどとの関係は薄いとみられています。 当時、オバマ大統領は人種差別撤廃の動きが広がった抗議デモから半世紀を記念する式典に出席するため、南部アラバマ州に向けてヘリコプターで出発する直前で、警備を担当するシークレットサービスは警備態勢を強めて、一時、建物を閉鎖し、騒然としました。その後、シークレットサービスの報道官はNHKの取材に対し、「爆発ではない。現在、捜査中だが、近くの屋台の車1台が、火事になったようだ」と述べ、ホワイトハウスの東側にある土産物などを売る屋台の車のうち1台が燃えたことを明らかにし、今のところ、テロなどとの関係は薄いとみられています。 この騒ぎで、オバマ大統領の出発は
2色の柄のあるドレスを巡って、「黒と青か、それとも、金色と白か」と人によって見え方が異なることにヒントを得て、顔や手足に青黒いあざがある女性がDV=ドメスティックバイオレンスの防止を訴えるキャンペーンが注目を集めています。 これにヒントを得て、国際的なキリスト教団体の南アフリカの支部がDV=ドメスティックバイオレンスの防止を訴えようと、よく似たドレスに身を包んだ女性の写真をインターネットや地元の新聞に掲載しました。 女性は顔や手足にいくつもの青黒いあざがあり、「黒と青を見ることが、どうしてこれほど難しいのでしょうか」というメッセージが添えられ、多くの女性がDVの被害に遭っていることから目をそらさず、女性への暴力を止めようと訴えています。団体によりますと、この写真はインターネットに公開してから数時間で1600万人以上に閲覧されるなど、大きな注目を集めているということです。
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