知能についてのブログ14ページを書き終えた後、フリン効果(Flynn effect)で有名なジェームズ・R・フリンの新刊を読んだ。 カバーページでご紹介した『知能のパラドックス』のようなオモシロイ本とは違って、より学術的で、そこまで興味のない方にとっては眠くなる本だという前置き付きで、私の分析を支えてくれる内容が多いことから、ご紹介したい。 ※今後はブログ本編『噂のメンサは本当に高知能なのか。実験台になってみた。』に対し、補足ページとして追加していき、完成度を高めたいと思う。 前書き(by 斉藤 環)に興味深いことが書かれていた。 日本は、知能に関する研究が進んでいるとは言えず、その原因の1つとしてこう書かれている。 “とりわけ現在は日本中が「発達障碍バブル」の様相を呈していますから、診断目的で使用される機会がたいへんに多い。反面、人間の能力の判定にはさほど使用されていない印象があります。