5月27日、世界貿易機関における中国の市場経済国認定をめぐり、欧州委員会が貿易摩擦の激化を避けるため、妥協策の合意に近づいていることが複数の外交筋の話で明らかになった。写真はブリュッセルの欧州委員会本部、4月撮影(2016年 ロイター/Francois Lenoir) [ブリュッセル 27日 ロイター] - 世界貿易機関(WTO)における中国の市場経済国認定をめぐり、欧州連合(EU)欧州委員会が貿易摩擦の激化を避けるため、妥協策の合意に近づいていることが複数の外交筋の話で明らかになった。中国の地位を「市場が支配する『国』ではなく『経済』」に変更することを受け入れる構え。 一方で、欧州委は安価な中国製品の流入を阻止できる能力を持つことを望んでおり、ユンケル欧州委員長は先に開かれた主要国首脳会議(伊勢志摩サミット)で「どこかが市場をゆがめても、欧州は無防備であってはならない」と指摘した。 欧州
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