8月16日、米デルはストレージベンダーの3PAR(スリーパー)を約11億5000万ドル(985億円)で買収することを発表した。 1999年に設立された3PARは、「ユーティリティストレージ」と呼ばれるクラスタ型のストレージを製造・販売している。ストレージ階層化の自動処理やシンプロビジョニング、重複排除など近年の仮想化対応ストレージのトレンドとなる機能をいち早く投入し、グリーン化への取り組みも積極的に行なっていた。8月5日には、VMware vSphere 4.1へのフルサポートとStorage APIへの対応を発表したばかり。 一方、デルはEMCとの戦略提携により、ハイエンドから中小規模までの製品をラインナップするとともに、2007年に約14億円でiSCSIストレージのイコールロジックを買収。IBMやHPなどに対抗すべく、ストレージ製品を拡充させている。今回の3PAR買収により、クラウドコ