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europeに関するtatsuhのブックマーク (124)

  • 中国とドイツが結束して世界経済を弱くする 「Chermany」の主張に潜む危険 JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2010年3月17日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 「Chermany(チャーマニー)」が先週発言すると、世界が耳を傾けた。言ったことは論理的だったか? ノー。発言は独善的だったか? かなり独善的だった。発言内容は危険だったか? イエス。では、もっと賢明な意見が結局これに打ち勝つだろうか? 筆者は疑わしいと思う。 読者の皆さんは「Chimerica(チャイメリカ)」について聞いたことがあるかもしれない。中国経済と米国経済の間で起きているとされる融合を表現するために、ハーバード大学の歴史学者ニーアル・ファーガソン氏と、ベルリン自由大学のモーリッツ・シュラリック氏が編み出した造語だ。 「Chindia(チンディア)」についても聞いたことがあるかもしれない。こちらは、中国とインドが一体化したアジアの巨人を表現するために、インドの政治家ジャイラム・ラメシュ氏が作った造語だ。 さて、ここで皆さ

    tatsuh
    tatsuh 2010/03/18
    @[politics]
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  • 英国の財政問題と総選挙 労働党も保守党も負けて然るべき選挙 JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2010年3月12日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 鏡よ、鏡、彼らの中で一番醜くないのは誰ですか――。これが、筆者が来る総選挙で示される選択肢を検討する時に思うことだ。 客というものが、魚と同じように、3日経つと鼻につき始めるとすれば、巨大な力を持つ英国政府は3期経つとどうしようもなくダメになる。現在の政府が良い例だ。さらに、労働党政権があと1期続けば、同党にとって、1992年にジョン・メージャー氏がニール・キノック氏を破って保守党に予想外の勝利をもたらした時と同じくらい大きな害を及ぼしかねない。 労働党は、この国のためには言うまでもなく、自身のためにも負ける必要がある。 より重要なことは、財務相を10年務めたゴードン・ブラウン首相は、今、英国が遭遇している危機に重い責任を負っていることだ。「保守党による好不況の波はもはやなくなった」とブラウン首相は言った。英国は代わりに、労働党によ

  • ドイツ経済:欧州の原動力  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2010年3月13日号) ドイツは、自国と他国の両方のために変わる必要がある。その理由とは。 世界の他の地域では一般に、欧州は経済が硬直化して柔軟性に欠け、人々は仕事嫌いで福祉に依存し、産業基盤は時代遅れになって斜陽化している大陸だと見られている。旧世界を憂な未来へと運命づける壊れた歯車とレバーだというのだ。 大抵の常套句がそうであるように、そこには若干の真実が含まれる。とはいえ、今週の誌(英エコノミスト)のスペシャルリポートが示すように、欧州最大の経済大国であるドイツが成し遂げてきたことを見れば、事情はかなり異なっていることが分かる。 10年前のドイツは「欧州の病人」だった。低成長と高い失業率に苦しみ、大手メーカーはコスト削減を必死で求めて国外へと脱出していた。 ところが今、景気後退にもかかわらず、同国の失業率は5年前よりも低くなっている。先に世界最大の輸出国とし

  • なぜかECBが受けつけない「常識」 浪費家を罰するのは当然ではないか? JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2010年3月11日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) フィンランド政府の高官ヘイッキ・ニーメレイネン氏は、機嫌が悪い。同氏は過去8年間、地方政府が発行する債券に中央政府の保証を与える地方政府保証機構(部ヘルシンキ)を運営してきた。 理論上、この機関は常識的な方法で運営されている。ニーメレイネン氏が率いる組織は、投資家にフィンランドの地方政府債を担保として利用することを認めているが、その際、運営状態の悪い地域にはペナルティーを科す(罰金を請求する)一方、財政状態の健全な地域には見返りを与えるスライド式の「ヘアカット」を設定しているのだ。 だが、ニーメレイネン氏が驚いたことに、彼は最近、こうした常識的な考えが実は珍しいことに気がついた――少なくとも欧州中央銀行(ECB)に関しては。というのも、市中銀行がECBにユーロ圏諸国の国債を担保として差し入れる際、トリプルBという低い格付けを上回っ

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  • ドイツの悪夢と化したユーロ圏の危機  JBpress(日本ビジネスプレス)

    連邦共和国の創設以来、ドイツには一貫して、すべてに優先する2つの戦略目標があった。健全な通貨と欧州統合である。これらはドイツが20世紀初頭の惨事から学んだ必須条件だった。ユーロはこの2つの目標を具現化するものだ。ところが今、それが互いに相反する目標となっている。 正しい答えは、過ちを犯した問題国を救済し、結果としてユーロ圏の結束を強化するが、通貨の安定を脅かすことなのか? それとも、問題国をデフォルト(債務不履行)させ、結果として通貨の信認を強めるが、ユーロ圏の結束を弱めることなのか?  単一通貨が導入される前なら、ドイツはそんな選択をしなくて済んだ。競争力のない国は単に通貨を切り下げたからだ。 ドイツドイツでいられる理由 残念なことに、ドイツ国内の議論は誤って、答えはすべてのユーロ導入国がドイツのようになることだと決めてかかっている。だが、ドイツドイツでいられる、つまり財政規律が取れ

  • 「欧州通貨基金」は遠い目標 政策統一を難しくする独仏関係の力学 JBpress(日本ビジネスプレス)

    ドイツの財務相が公に、財政難に陥ったユーロ導入国を救済できる「欧州通貨基金(EMF)」創設構想を支持したということは、それだけで十分驚くべきことである。何しろこれは、ユーロ圏内で「救済」を禁じ、緩い財政規律を絶対に認めないというドイツの根原則に違反しないまでも、それを曲げるように見える。 もちろん、ヴォルフガング・ショイブレ財務相が先週末持ち出した構想は諸刃の剣だ。新基金は国際通貨基金(IMF)と同じように、個々の国の財政政策に厳しい条件をつけ、介入する手段を持つ。ドイツの観点からすると、まさにそれが主目的となる。 だが、同じくらい驚くべきことは、EMF創設構想と、対策の詳細は定かでないがユーロ圏内での経済政策の協調強化を約束する動きが、フランス政府ではなくドイツ政府から出てきたという事実だ。 通常、欧州連合(EU)内で壮大な夢物語を掲げるのは、いわばフランスの特権だ。ドイツの伝統はそれ

  • ギリシャ国債の次は英国債? 財政悪化は深刻だが、多少は楽観できる理由がある JBpress(日本ビジネスプレス)

    「ギリシャ悲劇の次はどこか・・・」。そんな不安が広がる中で、一部のヘッジファンドは英国の財政悪化を懸念している〔AFPBB News〕 ギリシャ政府が歳出削減と50億ユーロ(68億ドル)の国債発行によって何とか危機を回避しようと試みる中、ギリシャの財政を巡るドラマが3月初めも注目を浴びた。 だが、一部のヘッジファンドでは、その債券市場が今激しい議論を巻き起こしているもう1つの国がある――英国だ。 確かに、英国債市場ではまだ当のドラマは何も起こっていない。それどころか、ここ数週間は、イングランド銀行が先に国債買い取りを休止し、財政データが警戒感を抱かせるような内容であるにもかかわらず、英国債価格は比較的――そして驚くほど――落ち着いている。 例えば3月4日には、イングランドが国債買い取りプログラムの一時停止を継続したのに、10年物英国債の利回りが4.02%からほとんど動かなかった。 それで

  • 綱渡り続くギリシャ首相 欧州による金融支援が大詰め、行く手にはまだ難題も JBpress(日本ビジネスプレス)

    ギリシャのアナリストたちは数カ月前から内々に、社会主義政党の全ギリシャ社会主義運動(PASOK)率いる同国政府がいつ、不可避と見られる経済政策の方向転換に踏み切るか議論してきた。 数カ月間にわたって国際金融市場から絶え間ない圧力を受けた末、3月3日、ついにその方向転換が起きた。ギリシャにとって、第2次世界大戦後最も厳しい財政再建計画が打ち出されたのである。 昨年10月の総選挙で圧勝した余波もあって、ヨルゴス・パパンドレウ首相は、賃金引き上げ、社会支出の増額、「グリーン」な開発への巨額の公共投資という選挙前に掲げた公約を放棄するのに抵抗してきた。 パパンドレウ首相に劇的に異なる進路を取らせるには、ギリシャ国債市場の混乱だけでなく、あるギリシャ政府関係者の言葉を借りるなら、欧州政財界の大物からの「非公式の叱責」が必要だった。 ECBのトリシェ総裁やドイツのメルケル首相が「非公式に叱責」 ここ数

  • 英国の政治とポンド安  JBpress(日本ビジネスプレス)

    そろそろ英国の政治史を掘り起こしてみてもいい頃だ。英ポンドが急落し、1985年初めにポンドが米ドルとのパリティ(等価)に迫ったポンド最悪期との対比が最も適切かもしれない状況になっている。 3月1日、ポンドはほんの数時間でドルに対して3%も下げ、切り返す前に一時、1ポンド=1.47ドルの安値をつけた。これは昨年11月の水準を12.5%下回るポンド安で、主要通貨としては驚くべき値動きである。 ポンド売りの引き金となったのは経済ニュースだ。英プルデンシャルが米AIGのアジア事業を買収することになり、これに伴い、ドルを手に入れるために多額のポンドが売られることは明白だった。 だが、突然のポンド急落は、最近の強いトレンドを際立たせたにすぎない。市場は今、ユーロ圏の周縁国と同様、財政赤字を埋める英国の資金調達力を懸念しているのである。 10年物英国債の利回りは今、10年物ドイツ国債の利回りを97.6ベ

  • 市場から罰せられる財政赤字国スペイン 矛盾を嘆いても理解は得られない JBpress(日本ビジネスプレス)

    スペインはギリシャよりずっと経済規模が大きいだけに、財政再建の行方が注目される(写真は首都マドリードの夕暮れ)〔AFPBB News〕 スペイン中央銀行のミゲル・アンヘル・フェルナンデス・オルドネス総裁は自国が直面する課題の大きさを要約するのに、たったワンセンテンスしか必要としなかった。「残念ながら、我々は歴史的な瞬間に身を置いている」――。オルドネス総裁は先週、ある会議でこう述べた。 総裁は彼一流の厳しい態度で、公共支出の抑制と、400万人以上の失業者を生んだ労働市場の自由化を進めなければならないスペインの火急の課題に言及していた。 スペイン経済の競争力を高め、社会主義政権の緊縮財政計画に少なくともチャンスを与えるためには、歴史的な規模の改革が必要になる。 アテネで何が起きようとも、また、最終的にドイツなどの経済大国が危機に苦しむギリシャの救済を余儀なくされるか否かにかかわらず、市場が近

  • ギリシャ救済策は「時間との戦い」 財政緊縮策に対する国民の支持は減りつつある | JBpress (ジェイビープレス)

    3月16日のギリシャ財政緊縮追加策発表期限、4~5月のギリシャ国債約200億ユーロ満期到来を前に、ギリシャ問題を巡る各国の動きがあわただしくなっており、救済策の内容について、様々な要人発言や観測報道が出てきている。 メルケル独首相は2月28日、「ユーロが導入後もっとも困難な状況にあるのは明らかだ」と述べた。実際、米商品先物取引委員会(CFTC)が2月26日に発表した先物取引建玉状況(2月23日時点)によると、シカゴ・マーカンタイル取引所(CME)に上場されているユーロ通貨先物(対ドル)の非商業取引(投機筋の売買動向を示すとされる)の建玉バランスは、7万1623枚の売り越しで、4週連続で過去最大のユーロ売り越し幅になった。また、信用度および流動性の高さからユーロ圏内で「質への逃避」の対象になっている2年物のドイツ国債利回りは過去最低水準を断続的に更新しており、2月26日には0.825%まで低

    ギリシャ救済策は「時間との戦い」 財政緊縮策に対する国民の支持は減りつつある | JBpress (ジェイビープレス)
  • 海外FXボーナスおすすめ比較17選!日本人に人気のFX業者一覧を紹介【2024年2月徹底調査】

    海外FX業者を利用する上で、ボーナスは絶対に欠かせません。口座を新規開設するだけでもらえる「口座開設ボーナス」、入金時にもらえる「入金ボーナス」、その他にもキャッシュバックなど、様々なボーナスがもらえます。 受け取ったボーナスはそのまま取引に使え、利益が出た時は出金することも可能です。お得はあっても損はないボーナスなので、海外FX業者を選ぶ際には必ず比較しておきたいところです。 そこでこの記事では、海外FXボーナス(口座開設ボーナス・入金ボーナスキャンペーン)を徹底的に研究した上で、おすすめ比較ランキングにまとめてみました。日人に人気のFX業者だけでなく、マイナーの海外FX業者や注意点なども詳しく解説していきます。 「海外FXボーナスが豪華な業者をすぐに知りたい」という方向けに、海外FXボーナス選びに役立つカオスマップを作成したのでこちらも併せて参考にしてください。 「どのFX業者で口座

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  • 重要性を増すギリシャ国債の「秘密」 保有残高をひた隠しにするECB JBpress(日本ビジネスプレス)

    巨大な欧州中央銀行(ECB)の奥深く、どこかに多くの投資家が多額のユーロ(またはドラクマ)を払っても見たいと思う数字が潜んでいる。それは、欧州各国の銀行がECBのレポオペを通じて大量のギリシャ国債を預けた後、いったい今、ECBの金庫にギリシャ国債がどれだけ眠っているのかを示す数字だ。 悲しいかな、ECBはこの数字を――仮に時間を置いて出すにしても――あまりに「敏感」すぎて公表できないデータだと考えている。それでも、ソブリンリスクに関する不安が高まっているために、この隠されたデータは一段と重要性を増している。 2月25日に格付け機関ムーディーズが――スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)と同様――、近くギリシャ国債を格下げする可能性があると警告したことを受けて、ギリシャ国債の利回りは急上昇した。例えば、2年物ギリシャ国債の利回りはその日、0.74%上昇して6.4%となった。 国債利回り急騰

  • 危機は対症療法では解決できない ギリシャ危機や銀行問題に見るポピュリスト的対応 JBpress(日本ビジネスプレス)

    (2010年2月24日付 英フィナンシャル・タイムズ紙) 金融危機への対応を考える際、政策立案者は米国の作家H・L・メンケンの知恵に耳を傾けるといいだろう。どんな問題にも、シンプルで、もっともらしく、間違った解決策がある、とメンケンは言った。案の定、大西洋の両側の政治家が原因よりも症状に対処する見事な能力を発揮しているために、巷にはシンプルな解決策が溢れている。 まず、ギリシャについて考えてみよう。もちろん、この国は昔から財政の問題児であり、経済改革の混乱にかけては賞を受賞してもいいくらいの国だ。 ギリシャに苦い薬を飲ませ、自分たちは輸出主導の成長を続ける? ギリシャが今当に必要としているのは外需。苦い薬を飲ませれば解決するような問題ではない(写真は24日、政府の緊縮財政計画に抗議して行われたゼネストの様子)〔AFPBB News〕 だが、ドイツの多くの政治家が口にしているような、こうし

  • 英国の輸出:難局から抜け出せるか  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2010年2月20日号) 英国の輸出業者には、やらねばならない大仕事がある。一部の人は、それは英国政府も同じだと考えている。 ロシアの家庭は、エキゾチックで大胆な柄の英国製の壁紙を十分に手に入れることができない。需要はあるのだが、英国のブラックバーンで壁紙を生産するグレアム・アンド・ブラウンが説明するように、輸出信用保険がかけられないからだ。 このため同社は支払い保証を受けて3カ月ごとにロシアに売れるだけ売る――およそ500万ポンド相当――代わりに、ロシアの卸売業者から支払いが受けられないリスクを自ら負って、わずか200万ポンド相当の壁紙を販売している状況だ。 国内需要が弱く、今後数年間は政府の支出が抑制されると見られる中、英国はグレアム・アンド・ブラウンのような企業が海外で売り上げを伸ばし、同国を不況から救い出してくれることを期待している。 ポンド安という強みがあるの

  • ギリシャ人は自滅するに任せろ ドイツとユーロの関係 JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2010年2月20日号) ドイツは欧州で最も財力のある国だが、問題を抱えたユーロ圏諸国を救済するために資金は出したくないと思っている。 1999年1月にユーロが欧州11カ国の通貨になる1年足らず前、ドイツ語を話す155人のエコノミストが署名した声明文は、「秩序ある」――つまり長期間の――延期を提唱していた。 彼らは、将来のユーロ加盟国はまだ、機能し得る通貨統合に相応しい債務と財政赤字の削減を行っていないと主張。中には、基準を満たすために「創造的な会計」を採用しているところもあり、赤字に対する無頓着な態度はユーロの安定に対する信頼を損なうと訴えた。 「今その予測が現実のものになろうとしている」。独ボーフムにあるルール大学の教授で、最初の署名者の1人だったウィム・ケスタース氏はこう話す。導入から2年後にユーロに加わったギリシャは、不健全な財政状態を隠していた。同国は今、投機

  • ソブリン債に対する懸念:ドミノ理論  JBpress(日本ビジネスプレス)

    (英エコノミスト誌 2010年2月20日号) ギリシャの危機は何かずっと大きな災難の前触れなのだろうか? その危険性を検証する。 米国からギリシャまでは一体どれほどの距離があって、途中にはいくつの国があるだろうか? 難しい地理の問題のように聞こえるかもしれないが、これは実は、ギリシャの債務危機によってソブリン債の安全性に対する不安が世界的に広がったことを受けて、投資家たちが問い始めた疑問だ。 今のところ、ポルトガル、アイルランド、スペインなど、ユーロ圏の周縁部に位置する赤字国が、ギリシャに続く候補と考えられている。経済規模が大きい先進国の大部分では、国債利回りは安定しており、長期の平均利回りをかなり下回っている(図参照)。 しかしそれ以外の国では、神経をすり減らすような状況が続いている。ソブリン債のデフォルト(債務不履行)に備えた保険のコストが、このような保険の仕組みを持つ世界50カ国のう

  • ユーロ売りの陰で密かに進むポンド売り  JBpress(日本ビジネスプレス)

    ユーロとギリシャの財政危機に注目が集まる中で、英ポンドが密かに危機に陥りつつある。今年1月には、ポンドは単一通貨ユーロに対する通貨高の流れに加わって、対ユーロで2.3%上昇したが、2月に入ると市場心理はポンド売りに転じた。 ギリシャでの事態の展開を見て、一部の投資家がユーロの存在そのものに疑問を投げかけるようになったにもかかわらず、ポンドは月初からユーロに対して1%下落した。対ドル相場では、ポンドは年初から4.8%下げており、昨年5月以来の安値に迫る動きを見せている。 為替トレーダーらの話によれば、短期の資金の流れを見る限り、市場に出てくる企業のポンド需要はいとも簡単に投機筋によって吸収されるという。これは重要だ。というのも、このことは投資家が次第にポンド安に賭け始めていることを示唆しているからだ。 それも無理からぬことだろう。何しろ2月18日には、英国政府が今年1月に43億ポンドを借り入