マカフィーは11月17日、2010年第3四半期の脅威レポートを発表した。レポートによると、1日あたりのマルウェア平均増加数が史上最高レベルに達しており、1日に特定されるマルウェアは平均6万個と、1日29.000個であった2008年の2倍以上、1日16.000個であった2007年の約4倍になっている。これは1.44秒ごとに新たなマルウェアが発生している計算となる。また2010年第3四半期では、前年同期比で100万個の増加となる1,400万個以上のマルウェアを確認した。一方でスパムの発生量は2年連続減少を記録しており、世界全体だけではなく各地域で同様の傾向が見られた。 またレポートでは、今期ユーザを悩ませた最も巧妙なマルウェアのひとつとして、ウクライナのサイバー犯罪者によるボットネットZeusを挙げている。このマルウェアが原因で、米国の中小企業は7,000万ドルの損失を被った。さらにCutw