CitrixのテンプルトンCEOは、データセンター、ネットワーク、クライアントの仮想化がもたらすコンピューティングの将来像と同社の方向性について語った。 「いつでも、どこでも、どんなデバイスでも仕事ができる。バーチャルビジネス環境を実現したい」――国内メディアと会見した米Citrix Systemsのマーク・テンプルトン社長兼CEOは、仮想化分野における同社の歩みを説明し、コンピューティングの将来像をこのように語った。 テンプルトン氏が表したこの将来像は、2001年時点で10~15年後のビジネスユーザーのクライアント環境をイメージしたものという。「当時、我々にはリモートアクセス製品しかなかった。この将来像を実現するために、データセンターからクライアントまでの領域に求められる製品やサービスに注力してきた」と同氏は話す。 近年は企業のコンピュータ環境の複雑性が増し、システムの運用効率の低下やコ