データ主権を担保する、「ソブリンクラウド」とはどんなサービスなのか ソブリンクラウド(Sovereign Cloud) 情報セキュリティーや法令順守(コンプライアンス)の担保に加え、単一の国・地域内でのみ提供するなどして、他の国・地域の法令の影響を排除しデータ主権を担保したクラウドサービスを指す。「主権クラウド」や「データ主権クラウド」などと訳される。 日本国内のクラウドサービス市場は米アマゾン・ウェブ・サービス(AWS)の「Amazon Web Services」や米グーグルの「Google Cloud Platform(GCP)」、米マイクロソフトの「Microsoft Azure」など海外の大手IT企業のシェアが高い。個人情報や機密情報をクラウド上で扱う場面も増えている。特に政府や自治体、金融・医療・ライフラインの事業者らが持つデータは情報セキュリティーにおける可用性、機密性、完全性