弥富市歴史民俗資料館(同市前ケ須町)のおもてなし職員として活躍する白文鳥の「ぶんちゃん」が二日、蟹江署の大橋孝雄署長から「一日警察署“鳥”」を委嘱された。館内で署の防犯啓発活動があり、ぶんちゃんも来館者に愛嬌(あいきょう)を振りまきながら集客に一役買った。 ぶんちゃんは昨年五月に生まれた一歳の文鳥。同市はかつて文鳥の一大産地として栄えた過去があり、同館がぶんちゃんと一緒に弥富の文鳥文化をPRしている。署が人気者のぶんちゃんに目を付け、夏の安全なまちづくり県民運動(一~十日)に合わせて役職を委嘱した。 ぶんちゃんは学芸員の嶋野恵里佳さん(26)と一緒に大橋署長から委嘱状を受け取ると、訪れた約三十人の来館者の手に乗るなどして交流。防犯少年団として協力する同市桜小学校の五年生四人と署員が、ぶんちゃんの写真が載った啓発品のクリアファイルや、警察手帳を模した特製の名刺を来館者に配った。