海外投資家は日本国債に積極的に投資するのでしょうか?日本国債の95%は日本国内で消化されているから問題ない、とよく言われますが、これは裏を返せば、日本国債に海外投資家が魅力を感じていないということです。 貯蓄率は年々低下し、国民の金融資産も横ばいで推移する一方で、日本政府の債務残高は増え続けています。いつか日本国内に国債を買い支える資金がなくなるのは自明のことであり、そうなれば海外投資家に日本国債を投資してもらうしかありません。海外投資家が積極的に日本国債に投資してもらえるのであれば、国内の余剰資金が尽きても何ら問題ありませんが、そのような状況になり得るのでしょうか。 最近の日本の長期金利は1%台前半で推移しています。一方、アメリカの長期金利は、現在は3%前後で推移し、時期にもよりますが、おおよそ数%程度は金利差が生じている状況です。 例えば、この状況下でアメリカの投資家が日本国債を積極的