ブックマーク / satoshi.blogs.com (20)

  • 米国人にとっての捕鯨・イルカ漁

    ケネディ大使のイルカ漁に体する発言を「内政干渉」と大騒ぎをしている人がいるが、彼女の発言を理解するには、イルカ漁やクジラ漁が米国人にとって、どんな意味があり、何を象徴するか、を理解する必要がある。 マウイの Whalers Villege ショッピング・センターには、捕鯨博物館があり、そこには捕鯨の歴史が淡々と綴られている。鯨油や鯨蝋(げいろう)が石油の代わりを果たし、鯨ひげがプラスチックの代わりを果たした時代に、その商業的価値のために、大量の鯨を虐殺して来たこと、ラハイナの待ちが捕鯨で発展して来たことなどを、歴史の一コマとして描いている。 捕鯨博物館の出口には小さな映画館があり、鯨がダイナミックに泳いだりジャンプしたりするさまを映し、鯨の生体や、ハワイの観光産業にとっての価値を説明している。 そこにあるのは、捕鯨という「過去」と、観光資源・人類の宝としての鯨の「現在」の対比だ。 つまり、

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    tdam 2014/01/27
    他国文化の否定であれ、「野蛮な行為」の定義であれ、ただただ傲慢。
  • 橋下発言は女性と軍人に対する大いなる侮辱だけでなく、日本人全員の顔に泥を塗る行為だ

    氏の慰安婦容認発言は、海外でも取り上げられている。特にBBC の記事は非常にストレートだ。冒頭の部分を直訳するとこうなる。 橋下曰く「日の従軍慰安婦は必要であった」 日で注目を集めている政治家が、第二次世界大戦中に女性達を強制的に売春婦にしたシステムのことを「必要だった」と表現した。 大阪府知事である橋下徹氏によると、従軍慰安婦は命をかけて戦う兵士たちに「安らぎ」を与えていたそうだ。彼は、その女性達が「自分たちの意思に反して」その仕事をしていたことも認めている。 BBC: Japan WWII 'comfort women' were 'necessary' - Hashimoto これは致命的だ。今まで日政治家はさまざまな失言を繰り返して来たが、ここまで他国の人々の心を逆なでするものは始めてだ。女性はもちろん、軍人に対する大いなる侮辱だ。 日韓関係を悪化させるだけでなく、これ

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    tdam 2013/05/15
    従軍慰安婦制度=「女性達を強制的に売春婦にしたシステム」なるBBCの認識は誤解で大雑把過ぎる。意に反して強制的に動員された人は全員ではなかろう。あと利害関係のない外国がどこまで聞く耳を持つか極めて期待薄。
  • Life is beautiful: エンジニアにも分かる「アベノミクス」

    (理科系の友人が多い)Facebook の方で「アベノミクスの正体を誰か解説してくれ」という話題が盛り上がっていたので、私なりに「エンジニア向け」の解説をしてみる。まずは基礎知識から。 1. 経済学数学・物理学との違い 経済学が相手にしているのは「人間の行動」であり、数学・物理学のように、基的な「定理」を積み上げて現象を予測することが不可能だ。基的には「経験則」に基づいて人々の行動を「予測」するしかない点が、学問として物理学とは大きく違う。 2. 景気にかかる「正のフィードバック」 経済学が対象とするものの一つに「景気」がある。景気の尺度には、GNP、物価、株価、失業率など色々とあるが、常に「正のフィードバック」がかかる性質を持っており、これが色々な問題を引き起こす。 「不動産価格」が一番分かりやすい例だが、不動産の価格は、より多くの人が「将来は不動産の価格が上がる」と思うとそれを先

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    tdam 2013/03/19
    "一度はまってしまうと、中央銀行の金融政策だけでは決して脱却できないため、経済学者たちはこれを「デフレの罠」" 本当に金融政策は単独では無効なのか怪しい。物価の実需的側面と貨幣的側面は互いに影響している。
  • 皆が「空気を読み、流れに乗って」ばかりいたらこの国は沈む

    先日の「日の大学生はなぜ勉強しないのか」というエントリーには、賛否両論、数多くの意見をいただいた。その中のでも、旧来型の日人の考え方を表す典型的な例がこのコメントだ。 「大学のとき、周囲には真面目に勉強している人も結構いたけど、えてして勉強せずにサークル・飲み会etcで普通の大学生していた人のほうが大企業入って出世していて、勉強していた人にはレールから外れて苦労している人が多い。社会に出てから、なるほど人付き合いや飲み会は勉強よりも重要だったんだな、と遅まきながら気がついた。日て、皆がやっていることをその流れに乗って同じようにできる人が求められている社会で、なまじ大学の図書館にこもって勉強ばかりしている異質な大学生は社会に出た後レールから外れる傾向にあるのだと思う。」 欧米に追いつくことだけを考えれば良かったころは、創造性よりも調整能力、専門性よりも汎用性、知恵や知識よりもコミュニケ

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    tdam 2013/02/19
    就活でさえも「出る杭」が打たれるのも事実。学生時代にある程度分化する、凡人(→ゼネラリスト・秀才)も奇人(→イノベーター・天才)もそこそこの職にありつける社会こそイノベーションが産まれそうなものだが。
  • たかが電気、されど電気

    メルマガ「週刊 Life is Beautiful」で「なぜ日は原発を止められないのか」という連載を始めた。通信業界の東京電力に相当するNTTで働いていた経験を活かし、霞ヶ関や東電のエリートが何を考えてあんな行動に走るのかを解説する。ちょうど良いタイミングで先日の「さようなら原発10万人集会」での坂龍一氏の「たかが電気のためになんで命をさらさなければいけないんでしょうか」という発言が注目を集めているので、このブログでもひと言書いておく。 「たかが電気」という発言に対して「電気を止めたら死んでしまう病人がいる」「真夏にクーラーがかけられなければ、熱中症で死ぬ人がいる」と噛み付いている人がいるが、これらの指摘は大間違いである。日は、原発を止めたぐらいで、病人の生命維持装置が止まってしまったり、熱中症で死ぬ人が増えたりする国ではない。 当の理由は別のところにある。日経済が重度な「原発依

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    tdam 2012/07/18
  • 野田総理の言う「電気がもたらした豊かで人間らしい暮らし」のイメージを作ってみた

    野田総理の原発再稼働へ向けた会見には違和感を覚えた人も多いと思うが、私がもっとも違和感を感じたのは「私たちは、大都市における、豊かで、人間らしい暮らしを電力供給地に頼って支えて来ました」という一節。 野田総理が(実際にはその後ろにいる経産省が)言うところの「大都市における豊かで人間らしい暮らし」とは何を指すのだろうか?すぐに頭に浮かぶのは、オール電化のマンション、クーラー、電気ポット、食洗機、24時間営業のコンビニエンスストア、50インチの液晶テレビ、パチンコ屋、ゲームセンター、ネオン街などだ。 イメージにしてみるとこうなる。 一方、原発事故が福島県の人々から奪ったのは、一生かけて育んで来た畑であり、安心してべられる地元の材であり、校庭で泥まみれになって遊ぶ子供たちの笑顔である。 どちらを「人間らしい豊かな暮らし」と呼ぶべきか、どんな国を私たちの子孫に残したいのか。今一度考え直すべき時

    野田総理の言う「電気がもたらした豊かで人間らしい暮らし」のイメージを作ってみた
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    tdam 2012/06/09
    気持ち悪い記事。産業や進歩の否定というか、なぜ反原発の発露がこうも極端になるのだろうか。その牛も肥料も体操着も長寿も野球も、電気や産業の恩恵なんだということが分からないのか、分かって扇動しているのか。
  • 日本国の財政状況を家庭にたとえてみると

    「米国の財政状況を一般家庭に例えてみると」というビデオが知り合いから回って来たので(下に貼付けてある)、参考までに同じ手法で、日国の財政状況を一般家庭に例えてみた(参考文献)。 収入(年間): 460万円 出費(年間): 903万円(219万円が借金の返済、684万円が生活費) 借金(累積):9000万円 赤字国債にしろ、使用済み核燃料にしろ、先の世代にツケを回し過ぎである。

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    tdam 2012/04/22
    「政府財政を家計に喩える」論の害悪はいまさら指摘するべきことでもないが、「政府」の借金(純債務)と「国民」の借金(むしろ純資産)を混同させるのは良くない。アメリカでもご丁寧にビデオを作って世論誘導か。
  • トヨタ自動車が原子力発電機を搭載した自動車を売らない理由

    福島第一原発事故の「事故原因」が少しづつ解明されてきているようだが、なによりもこの事故から我々が学ぶべきなのは、どうやったら二度とあのような事故を起こさないようにできるか、という教訓だ。 そしてその教訓は、「防護壁をもうけて10メートルを越す津波にそなえること」のようなその場しのぎの答えでも、「すべての原発を直ちに止める」という極論でもない。 二度とあのような事故を繰り返さないためには、「事故原因」を「非常用ディーゼル発電機が津波により使えなくなってしまったから」という「直接の事故原因」を求めるだけでは不十分なのはもちろんだが、「津波の危険を知りながら対処を怠った東電が悪い」という「人的事故原因」を求めるだけでも不十分である。 もっとも重要なことは、なぜ東電が「津波の危険を知りながら対処を先送りするような行動に出たのか」を明確にし、その根原因を修正することである。 普通のビジネスであれば

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    tdam 2012/01/08
    モラルハザードは防がねばならないが、タイトルは余りに粗雑。拡大解釈してはいけない。
  • 福島第一にはメルトダウンした核燃料よりももっと危険なものがある

    菅政権の内閣官房参与で、福島第一原発事故対策や原子力政策のアドバイザーだった田坂広志・多摩大学大学院教授が原発事故の教訓や今後の課題について語った講演「パンドラの箱」が公開されているので下に貼付けておく。 原子力発電を利用するというのは、その国全体にとって何を意味するのかをとても的確に表しているので、原発に賛成の人も反対の人もぜひとも見ていただきたい。特に使用済み核燃料の問題が技術的な問題ではなく社会的な問題であること、そして福島第一でもっとも危険な存在は実はメルトダウンしてしまった1〜3号機の核燃料ではなく、4号機のプールにあって取り出す事もままならない大量の使用済み核燃料であること、などが専門家の立場から的確に語られている(ビデオの40:00〜45:00あたり)。万が一4号機のプールがこれから起こる地震で壊れたりしたら、関東にも人が住めなくなるのだ。 1時間強と少し長いので、忙しい人は

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    tdam 2011/10/23
    確かにプールの使用済み核燃料は、冷却経路が暫定とはいえ確立されている炉心よりも問題だ。地震が起きる前に補修工事、地層処分などできればいいのだが…。
  • 原発どころか火力発電所まで不要にする夢のエネルギー、E-Cat

    ForbesのHello Cheap Energy, Hello Brave New Worldという記事によると、今月の28日についに夢の発電システム E-Cat の1メガワットの発電施設のデモがイタリアのボローニャで公開されるらしい。 発明者は Andrea Rossi。2008年に出願された特許によるとニッケルと水素を核融合させて銅に変換する際に生じるエネルギーを使う「低温核融合(Cold Fusion)」らしい(Rossi自身は、Low-Energy Nuclear Reactionと読んでいる)。 これまでも何度か招待制で小規模な発電のデモをしているが、出席者の中にも「これはエセ科学にすぎない」と決めつける人もいるぐらいで、多くの人たちが懐疑的な目で見ている。 確かにWikipediaの記事を読むとエセ科学にしか見えないのだが、それでもForbesが取り上げるのは、「人類はいつか

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    tdam 2011/10/20
    これこそ実現性以前に、安全性が怪しいだろうに。
  • ようやく脱原発への道を歩み始めた日本

    国のエネルギー政策を決める要となる「総合資源エネルギー調査会」の人事がようやく決まり、10月3日から格的な検討に入るそうだ。海江田大臣時代に内定していた原発推進派が大半を占めるメンバー15人に、脱原発派の人たちを加えた25人という人選だそうだ(参照)。 この調査会総会の人事に手を付けようとした鉢呂大臣が辞任に追い込まれ、このままでは再び民意を無視した官僚主導の世の中が続いてしまうのではと懸念していたが(参照)、後任の枝野大臣ががんばってくれたようだ。まだ安心はできないが、これでようやく日も脱原発への道を歩み始めたと言える。 ちなみに、この会議で大切なことは「日の電力供給をささえるには原発は必要不可欠か?」「原発を止めると日のGNPはどのくらい落ちるのか?」「自然エネルギーだけで安定した電力を提供することは可能なのか?」などの近視眼的な各論に陥ることなく、まずは15年後・30年後の日

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    tdam 2011/09/28
    "近視眼的な各論"をとして挙げられている例がちっとも"近視眼的"でない件。推進派・脱原発派両方いて、脱原発的な「たたき台」を元に、"はっきりとした方向性を定めた上で"議論ができるのかね。GNPって久しぶりに見た。
  • まもなく「米国で最も時価総額の高い会社」になろうとしているアッップル

    私が「Appleの時価総額がついにMicrosoftを抜くかも知れないという話」というエントリーを書いたのは去年の3月、あの後あっさりとMicrosoftを抜き去っただけでなく、今や「米国で最も時価総額の高い会社」の地位をExxonから奪おうとしている(日の取引中に一度は抜いたそうだ)。 それも株価は決してバブリーなものではなく、ちゃんとした利益に裏付けされた株価。PE Ratio(株価を一株あたりの利益で割った値)がわずか15しかないのがその証拠(PE Ratioが低いのはキャッシュを持ちすぎているからという説もあるが、そのことに関しては別の機会の書く予定)。 それにしてもすごいのは、2000年以来、iPod、iPhoneiPadと次々にヒット商品を生み出し、それぞれの製品ラインがソニーの株価総額に相当するぐらいの株主価値を生み出しているという点。 Visionaries Summi

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    tdam 2011/08/10
    PER15はバブルでもなんでもないな。
  • 脱原発・脱官僚新党を作りませんか?

    7月28日の夜、菅首相に会って来た。原発問題に関して書いて来た私のブログが菅首相の目に止まり、「この男に会いたい」ということになったそうである。私自身も、海江田大臣の原発安全宣言から菅首相のストレステスト宣言に至る台所事情を知りたかったこともあるし、色々とお願いしたいことも会ったので、喜んで参上した、というしだいである。 具体的にどんな話をしたかは8月から開始するメルマガ(参照)の方に詳しくレポートする予定だが、私が菅首相にどうしても伝えたかったのは、東電を経済原理にのっとって破綻処理しなければ国民は納得しない、という点。「私は民意を反映した政策を打ち出し続ける限り、菅さんを支持し続けますが、万が一東電を救済するようなことになれば、その時点で支持を打ち切ります」と伝えて来た。 マスコミの「菅たたき」が激化し、支持率も低迷する中、私のように菅首相の発言や行動を純粋に政策面のみで評価する人はご

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    tdam 2011/07/30
    "東電を経済原理にのっとって破綻処理しなければ国民は納得しない、という点"その通り。"東京電力以外の電力会社の原発、六ヶ所村の再処理工場もこの原発会社で引き取る"これはおかしい。何故東電以外が出てくる?
  • なぜ福島第一では緊急冷却装置を手動で停止する必要があったのか

    先月の中頃に東電が、地震の15分後に1号機の緊急冷却装置を手動で停止していたことを発表した。「実はオペレーターの操作ミスがあったのでは」との誤解をした人も多かったようだが、東電は「原子炉の圧力が急激に変化したために、炉の破損を避けるために緊急冷却装置を手動で停止した」と説明。原子力安全保安院も「マニュアル通りに停止しただけで、オペレーターのミスではない」と説明し、一件落着した感がある。 「マニュアル通りに操作したから問題なし」とはいかにもお役所的な答えだが、こんな答えで満足していては「理科系うんちく」を語ることはできない。そこで色々と調べたところ、以下の事実が明らかになった。 原子炉は運転中は300度近くで安定して動作しているが、炉の中の核燃料は緊急停止(スクラム)後もしばらくは熱を発生しつづける。万が一、その途中で水が蒸発してしまうと炉心溶融(メルトダウン)を起こしてしまうので、冷却装置

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    tdam 2011/07/26
    ゆっくり「炉を壊さない様に冷やす」ために、"緊急冷却装置を手動で停止"させた、古い原発の脆性遷移温度に注意というお話。ただ、"「理科系うんちく」を語る"なら、°(角度)と℃(セ氏温度)ぐらいは区別してほしい。
  • 脱原発への具体的な道筋

    脱原発の話をすると、すぐに「脱原発派には具体的なプランがない」「再生可能エネルギーは高すぎて、補助金なしでは成り立たない」「狭い日では、再生可能エネルギーは無理」「再生可能エネルギーでやっていけるという詳細な試算はあるのか」「CO2が増えてもいいのか」「大停電が起こる」「日経済が失速する」などのヒステリックな答えが返ってくる。逆に、脱原発を主張する人の中には「危険な原発はすぐにすべてを止めて、それを太陽エネルギーで不足分はまかなう」などと極端なことを言う人もいるが、問題はそんなに簡単ではない。原発を止めるにしろ続けるにしろ、もっと冷静に、日の将来を考えた議論をする必要がある。 現時点で最も大切なことは「現実的な脱原発」とは何かを良く考え抜いた上で、「簡単ではないが十分に達成可能なゴール」を設定し、「実行可能なプラン」を建てること。 そのためには、単に原発をヒステリックに止めるのではな

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    tdam 2011/07/20
    総論賛成、各論反対。火力発電依存度を急にあげるのは経済的に拙い。"利権が中央に集中しないように"するには、市場メカニズムに任せるのが良い。補助金はそれ自体で自立可能なほど支給するべきではない。
  • 私が事故後、脱原発派に転向した一番の理由

    先日のエントリーに、「論理的に考える力のない人が、 『放射能は危険』→『原発は不要』→『脱原発』 となっているのは理解できます。 普通に論理的に考える力のある人は、 『脱原発したときのリスク』を考え、 脱原発をしないほうがよいのでは?という意見の方が多いと感じています。 中島さんのような方が、なぜ、脱原発一直線なのかが理解できません。 脱原発について書かれるのはよいのですが、 一度、なぜ脱原発を訴えているのか?についても、この場に書いていただけないでしょうか?」というコメントをいただいたので、今回はその質問に答えてみる。 実は、福島第一原発での事故の第一報を聞いた時に最初に私の頭に浮かんだことは、「この事故は、日だけでなく、世界全体の原子力技術の発展に大きなブレーキをかける事になる。1000年に一度の津波のためにたまたま起こった事故のために、日のエネルギー政策を変更したり、原子力発電を

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    tdam 2011/07/19
    米欄"この国のマネージメントの実体は神風待ちと先送りと部下へのデスマーチの強要です。福島第一でもそれが繰り返されただけで、ほっておくと、取り返しがつきません" 確かに。原発の安全性以外の大きな構造的課題。
  • 菅直人 vs. 経済産業省の戦いが壮絶になって来た

    福島第一原発での事故以来、私も含めてあまり一般の人たちに知られていなかった数々の問題点が見えて来たわけだが、一番注目すべきなのは、今回の事故の、そして事故後の政府と東電の対応のていたらくの諸悪の根源は東電でも管政権でもなく、霞ヶ関の官僚たちだ、という事実である。 そもそも日の原発を中核においたエネルギー政策は、米ソの冷戦時代に、日国民の「反核」感情が「反米→共産主義」という方向に傾きかけたとき、米国が「毒をもって毒を制す」と読売新聞の正力松太郎を利用して日の世論をコントロールして無理矢理押し付けたもの(参照)。「保守=原発推進、革新=反原発」という日特有の図式が作られたのもその時期だ。 最初は政治指導で原発を押し進めて来た霞ヶ関の官僚たちは、少しづつ「天下りの甘い罠」に陥り、電力業界と癒着し、星の数ほどの「天下りのための原発関連法人」を作り、「いまさら原発を辞めたら自分たちの将来が

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    tdam 2011/07/07
    こういう米帝陰謀論、原子力=悪前提での議論はあまりに無謀。菅総理を擁護しようにも、何故もっと早くストレステストによる安全確認を実施しなかったのか?という疑問は残る。党内掌握のみならず政権運営の稚拙さ。
  • ホリエモンを有罪にしておきながら、この東電の粉飾決算を見逃すことは許されない

    毎日新聞に「福島第1原発:東電が政府側に渡した文書の全文」という記事が載っているが、それを読んで少し驚いた。まさに東電と保安院がどんな形で、情報の隠蔽(正確には「原発事故の意図的な過小評価」)をしてきたかが良くわかる確固たる証拠だ(こんな文章が表に出る様になっただけ、日も捨てたものではない)。 とくに驚愕なのは、以下の部分。 (1)地下水の遮へい対策は、馬淵補佐官のご指導の下、『中長期対策チーム』にて検討を進めてきているが、「地下バウンダリ(発電所の周りに壁を構築し遮水するもの)」は現在、最も有力な対策と位置づけ。ただし、対策費用は現状不確定であるものの、今後の設計次第では1000億円レベルとなる可能性もある。 (2)今回の検討の過程で、政府側から国プロジェクト化の示唆(当初は国交省予算)があり、その前提で、設計着手と工事着工の前倒し案が浮上。ただし、現状では、担当府省がどこになるかも含

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    tdam 2011/06/28
    "1000億円とも見積もられる「地下バウンダリ」のコストと緊急性の公開を怠ることは、まさにこの「粉飾決算」に値する" なら、告発してみれば良いのでは?
  • 東京電力を破産させられないような国ではベンチャー企業は育たない

    ウォールストリート・ジャーナルは、「自由主義経済の国であれば、東電は破産させた上で被害者を救済するのが当然なのに、東電という会社を救済しようとしている日はやはり社会主義」と痛烈に批判している(参照)。 私自身、昔から「日は自由主義経済の衣をかぶった社会主義」だとは思って来たが、この何かというと「大企業や既得権者を守る」姿勢が、「大企業の正社員とそれ以外」という社会の二重構造を生み、経営陣の「逃げ切りメンタリティ」を助長し、来ならば国の発展の原動力となるべき「ベンチャー企業」の活躍を阻止していることは注目に値する。 日政府は、ときどき思い出した様に形だけの「ベンチャー支援」のようなものをするが、ベンチャー・ビジネスを活性化するのに最も大切なものは、国からの支援なんかではなく、「自由競争」である。日では、既得権者が官僚と癒着して、さまざな規制や免許制度で市場への参入障壁を高くしてベン

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    tdam 2011/05/19
    "「日本は自由主義経済の衣をかぶった社会主義」だとは思って来たが、この何かというと「大企業や既得権者を守る」姿勢" 暴走しすぎだけど、おおむね同意。災い転じて日本国のあるべき形を考えるきっかけになれば…。
  • 日本のケータイが「ガラパゴス化」した本当の理由

    「ガラパゴス」という言葉が今年の流行語大賞の候補に選ばれたということを聞いていたので、密かに受賞しないかと期待していたのだが、残念ながら大賞は逃したようだ(もし大賞に選ばれていたら、私が受賞することになったのかどうかの疑問はこれで解けずに終わってしまった)。しかし、この言葉をずいぶん前から使っている私としては、この言葉が一人歩きしているようでなんとも言えない気持ちなのでひと言。 まず最初に断っておくと、私が2001年のCTIA(米国の携帯電話業界で一番大きなカンファレンス)のスピーチでこの言葉を使った時は、単に日という「単一民族で、国民の大半の生活レベルが同じで、家電とか携帯電話のようなガジェットに流れるお金が比較的多い」という特殊な環境で、iモードを中心に「ケータイ・ライフスタイル」が異常なスピードで進化をとげていることを表して、「ガラパゴス現象」と呼んだだけのこと。決してネガティブな

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    tdam 2010/12/31
    "当時は世界のどこよりも進化している携帯電話を作っていた日本のメーカーも、今やAppleの横綱相撲とAndroidを担いだアジア勢のコモディティ戦略の狭間で生き残りさえ難しい状態"あとパケ代とコンテンツ料が高いこと。
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