>→民主政治を求めてクーデター の部分は 「国王の意志による民政移管(つまり選挙)」 ということになります。 タイの政治システムの特異なところは先賢ご回答の通り、国王に対する国民の敬愛の深さであり、権限を越えるほどの調整能力が期待されている点です。 普通なら、クーデターが起きた後、その勢力が政権を維持し、それに対してカウンター(つまり内戦)やらテロ合戦やらに突入しがちですが、タイの場合、国王が強固に民主制を志向するため、それまでの異常状態が解消されると、また一旦民主的な手続きに入ることになります。ただし、中産階級があまり育っておらず、かつ国民性(どちらかというと現実に妥協的。宗教的な影響が強いという)のせいでポピュリズム化しやすくなるため、しばらくするとまた異常状態に突入しやすい傾向があります。 #ただし軍が完全に中立なわけではもちろんなく、彼らも彼らなりの利権があるわけだが。前回の反タク