特徴 ローレンツ曲線はある事象の集中の度合いを示す曲線で、所得や貯蓄の格差などを示す時に有効なグラフです。 ローレンツ曲線は階級ごとに集計された数値を使用します。階級値の小さい方から順に並べ、横軸に、各階級の度数(人数など)を全体の度数で割った「相対度数」を累積して並べた累積相対度数をとり、縦軸に、階級値と度数を掛け合わせ、全体に占める割合を累積していった値(累積配分比率)をとります。 中央の斜線は均等配分線といい、階級ごとの人数が同じになることなどにより、完全に均等に配分された場合を表しています。 作成方法 データを使用してローレンツ曲線を作成してみましょう。 ① まず、横軸の累積相対度数を算出します。下図のように階級の小さい順に累積度数を作成します。 ② 全体の度数で各階級の度数を割った累積相対度数を算出します。 作成されたグラフが原点を通るよう、先頭に「0」の値を入れておくとよいでし