スクリプト言語が元気だ。代表格が日本発のオブジェクト指向スクリプト言語「Ruby」。国内だけでなく海外でも着々と支持を集めている。Java仮想マシンで動作する「Groovy」や,Smalltalkから派生したSqueakのビジュアル・スクリプティング環境「eToys」など,このところ急速に注目を集めている言語もある。一方で,PerlやPythonなど定番とも言える言語は相変わらず根強い人気を誇る。 この盛り上がりの原因は,いったい何なのだろう。しばらく前から心の中でもやもやとしていたこの疑問に答えを見いだすチャンスを得た。日経バイト2005年5月号の特集「ポスト・オブジェクト指向」の取材で,第一線で活躍するソフトウエア技術者の方々にお話を伺うことができた。そこでここぞとばかり,皆さんに意見を伺ってみた。 言葉にできない魅力がある 得られた一つの答えが,ソフトウエア部品を結びつける“糊”の需
