縁あって発表者として参加してまいりました。残念ながら勝つことはできませんでしたが、なかなか貴重な体験でありました。紹介したタイトルは宮内悠介『ヨハネスブルグの天使たち』でした。敗因は友人に指摘してもらったことを書けば「キャラが弱い。誰が何を言っているのかわかりづらかった。本を多く読んでいる人間の、上からの言葉だったからわかりづらかったのでは」ということでした。うーん、ただ本を読み込むだけではなくて、タイトルの選び方から話芸も含めて重要なのだなぁと改めて思ったのでした。でもなんか小学生ぐらいの男の子が『ヨハネスブルグの天使たち』を買っていってくれたと聞いて、それだけでもうやってよかったなぁと。普段それほど接点のなさそうなところへと接続する力が確かにビブリオバトルにはあるんだなぁ、すごいなぁと思ったのでした。 あと自分がまだたった5分のために何時間もちゃんと準備に費やせる、そういう人間であると