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ブックマーク / courrier.jp (7)

  • 「マック」も「シャネル」もないロシアに備えるモスクワ市民たちの悲哀 | 「歴史ってのはおかしいことがあるね」

    3月8日の夕方、モスクワ市内の「マクドナルド」の店の外にできた長蛇の列には、この皮肉な状況を認識している市民たちも並んでいた。同チェーンがロシアにある850近い店舗を一時閉業すると発表した直後のことだ。 ドミートリー・グリゴリエフは言う。 「昔マクドナルドがオープンした当時は長蛇の列に並んだもんだって親父が前に言ってたよ。で、いま自分も並んでる。ぜんぜん違う理由だけどさ。歴史ってのはおかしいことがあるね」 1990年、モスクワのプーシキン広場にマクドナルド第1号店がオープンしたとき、何千人もの列ができた。あのゴールデンアーチの到来は、国の内でも外でも、冷戦の終わりを告げる確かなしるしとして受け止められた。 ロシア人たちが西側のファストフードやポップカルチャーやジーンズを受け入れたことは、この国がグローバルな資主義システムに統合されたことを意味するものになったのだ。 この10年、ウラジーミ

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    teitei_tk 2022/03/11
  • 日本の機密情報が「アマゾンから丸見え状態」をデジタル庁はどう考えているのか | 【Eye Spy】日本人の個人情報が筒抜けになる可能性も

    日々報じられるニュースの陰で暗躍している諜報機関──彼らの動きを知ることで、世界情勢を多角的に捉えることができるだろう。国際情勢とインテリジェンスに詳しい山田敏弘氏が旬のニュースを読み解く連載。今回は、日のデジタル庁が導入するアマゾンのAWS(アマゾン ウェブ サービス)について深堀りする。 デジタル庁が国内ではなく米企業のシステムを導入 菅義偉首相の退陣から行われた自民党総裁選と、それに次ぐ衆議院選挙が終わった日。政界は少し落ち着きを取り戻すことになるだろう。 菅前首相の功績としては、デジタル庁の創設がある。「デジタル敗戦」(デジタル化の失敗)したとされる日の公的サービスにおいて、これからはデジタル庁が日をデジタル化に導いていくことなるという。 その中でも特に大掛かりな事業が、全国の自治体がそれぞれ管理している国民のデータベースを中央で一括管理できるようにする「ガバメントクラウ

    日本の機密情報が「アマゾンから丸見え状態」をデジタル庁はどう考えているのか | 【Eye Spy】日本人の個人情報が筒抜けになる可能性も
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    teitei_tk 2021/11/05
  • マイケル・サンデル「能力主義から離れ、仕事の尊厳について考えてほしい」 | 格差と分断を助長する「能力主義」

    能力主義にはダークサイドがある ベトナム戦争真っただ中の1971年、2400人のカリフォルニアの学生を前にロナルド・レーガンとの討論に挑んだ18歳のマイケル・サンデルは、早くも敗北から教訓を得た。現在ハーバード大学で政治哲学を教えるサンデルは、そのときの様子をこう振り返る。 「私は高校時代に培った最高のディベートスタイルでレーガンに容赦なく質問を浴びせましたが、まるで暖簾に腕押しでした。レーガンはどんな質問も軽くかわし、ユーモアたっぷりに自分の見解を披露しつつも、長髪の若造に敬意を払うことを忘れませんでした。 そのときの経験から学んだのは、政治的なディベートは議論の中身で勝つことが主眼ではないということです。ディベートの核心はレトリックであり、耳を傾けることであり、人間的なレベルで相手とつながることなのです」 以来、その教訓がサンデルのディベート手法を形成している。サンデルはそのキャリアの

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    teitei_tk 2021/10/24
  • アップルに修理に出した女性、裸の写真とセックス動画を自分のSNSに投稿される | 慰謝料を支払い、和解したことを英紙が報じる

    アップルにiPhoneの修理に出した女性の身に、想像すらしていなかった事件が起きた。修理に出した携帯から他人には絶対に見られたくない写真と動画が勝手に抜き取られ、修理技術者が無断で女性のフェイスブックに投稿したのだ。 この事件による「深刻な精神的苦痛」の慰謝料として、アップルが女子学生に数百万ドルを支払ったと英紙「デイリー・テレグラフ」が報じている。 事件は2016年、アップルの委託先であるペガトロン社の修理センターで起きた。オレゴン州の大学生だった被害者は動かなくなった自分のiPhoneをアップルに送ったという。 修理の過程で2人の技術者は彼女のフェイスブックアカウントから、まるで彼女自身がアップしたと思われるような形で「さまざまな段階の脱衣姿の写真10枚とセックスビデオ」を投稿したという。友人から彼女に連絡が入り、これらの画像はすぐに削除された。 同紙は「iPhoneの修理施設で明らか

    アップルに修理に出した女性、裸の写真とセックス動画を自分のSNSに投稿される | 慰謝料を支払い、和解したことを英紙が報じる
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    teitei_tk 2021/06/08
  • 告発 スタートアップはこうして「やりがい搾取」に狂奔する|「使命感とお楽しみ」にダマされるな!

    『スタートアップ・バブル』の舞台となったハブスポットにて。スタンディングデスクで働く従業員 PHOTO: PAT GREENHOUSE / THE BOSTON GLOBE / GETTY IMAGES このを書いたのは、「ユニコーン」企業の内幕を見る、より現実的な視点を提供し、世間が信じているヒーローさながらの起業家の物語に一石を投じたいからだ……。 「ニューズウィーク」をリストラされた51歳の毒舌おじさん記者が転職したのは、注目のIT企業「ハブスポット」。彼がそこで見たのは、若者の「やりがい搾取」の実態だった! キラキラなスタートアップ企業の、ぐっちゃぐちゃの内側とは? 「ハーバード大学以上の難関企業」 「ここにいるってことは、君たちは全員、きわめて特別な存在なんだ」と、研修トレーナーが新入社員に向かって言う。 「ハブスポットには数え切れないほどの応募者がやってくる。この部屋に座って

    告発 スタートアップはこうして「やりがい搾取」に狂奔する|「使命感とお楽しみ」にダマされるな!
  • わずか5年でAIのすべてを変えたグーグルで起こっていたこと | 集中連載「グーグルのAI開発最前線」第2回

    技術、組織、アイディアという3つの物語 これから紹介するのは、グーグルの研究者と開発者チームが、はじめは1か2だったものを3や4に、そして最終的には数百という数の進歩に転換していった道のりだ。 それは私たちが親しんでいるシリコンバレーによくある話とは異なるもので、さまざまな意味で稀有な物語である。 ガレージのなかで絶え間なく実験ばかりするエンジニアのおかげで1日か2日ですべての物事が完全に変わるだろう、と考えるような人はこの物語には登場しない。テクノロジーがすべての問題を解決してくれると思っている人々も登場しないし、テクノロジーはこの世の終わりにつながると思っている人々も出てこない。 少なくともその言葉がいつも使われている意味でいえば、「混乱」や「分裂」の物語ではないのだ。 これから語られるのは、グーグル翻訳のAI人工知能)への転換における成功のベースになった「技術」「組織」「アイディア

    わずか5年でAIのすべてを変えたグーグルで起こっていたこと | 集中連載「グーグルのAI開発最前線」第2回
  • コンピューテーショナル・シンキングとは? | BLOGS | クーリエ・ジャポン

    アメリカ班の南です。今月号の特集「『頭がいい人』の条件が変わった。」では、コンピューテーショナル・シンキングに関する記事を担当しました。 「コンピューテーショナル・シンキング」という言葉が耳慣れない人も多いかと思います。私もこの記事で初めて知ったのですが、デザイン・シンキングがデザイナーのものの考え方を非デザイナーが役立てるものであるように、コンピューテーショナル・シンキングはプログラマーの思考法を非プログラマーが学び、ビジネスや問題解決に役立てるというものです。 そして記事の筆者は、多くの人にとってはプログラミングそのものを学ぶより、コンピューテーショナル・シンキングを学ぶことのほうが大切だと主張しています。 アメリカには若いプログラマーやデザイナーを一定の期間、地方の自治体に派遣する「コード・フォー・アメリカ」という団体があります(ちなみに、日にも「コード・フォー・ジャパン」がありま

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