総務省統計局が2022年5月27日に発表した、5年に一度実施する国勢調査の最新版となる2020年国勢調査における就業状態等基本集計の確定報では、多様な日本の現状を推し量れるデータが公開されている。今回はその最新値を基に過去の国勢調査の公開値も合わせ、年齢階層別に見た最終学歴の実情を確認していくことにする(【令和2年国勢調査】)。 国勢調査は1920年に開始されて以降原則5年おきに実施され(1945年分は終戦関連で延期され1947年に臨時調査が代替実施)、2020年調査分で21回目となる継続調査。また10年おきの調査は大規模調査として、より詳細な項目の調査が行われている。 大規模調査では調査年の15歳以上の人における最終学歴も問われ、その結果もさまざまな切り口によって公開されている。そこで大規模調査の直近分となる2020年の結果につき、年齢階層別に最終卒業学校の種類別人口比率を算出したのが次