衆院選の選挙戦も残すところあと1日、投開票日の31日が目前に迫ってきた。全国で政府の新型コロナウイルス対策が問われる中、大阪の選挙区では国政選挙であるにもかかわらず、地方行政である大阪府のコロナ対応が論点の一つに。府のトップは日本維新の会の「顔」でもある吉村洋文氏。このため「府政与党」たる維新のコロナ対応を他党が批判し、終盤情勢でも勢いを維持する維新を食い止めにかかっている。 「大阪はコロナの人口当たりの死亡者数がワースト1。昨年の今ごろ、何をやっていましたか。『(大阪)都構想』と言って、いざという備えのない行政をつくってきたのが維新だ」 維新と自民党、立憲民主党の三つどもえの戦いとなっている大阪2区(大阪市生野区、阿倍野区など)。立民前職の尾辻かな子氏(46)は、昨年11月の住民投票で否決された維新の看板政策「大阪都構想」を引き合いに、街頭演説でそう声を張り上げた。 立民といえば、枝野幸