第49回衆院選が19日、公示される。立候補者約1000人が小選挙区289、比例代表176、計465議席を争う。堅調な予測に定評のある選挙プランナーの三浦博史氏(70)は各党の情勢を徹底分析。政権与党の自公は305議席から293議席へと若干減らすとしたが、岸田文雄首相(64)が勝敗ラインと位置づけた過半数(233議席)を大幅に上回るとの見通しを示した。一方、来夏の参院選に向け弾みをつけたい立憲民主党、共産党などの野党は大きな上積みは難しい状況だ。(久保 阿礼) 「令和」初の国政選挙は“超短期決戦”で決着する。岸田内閣の発足から解散までわずか10日。解散から投開票まで17日間しかない。いずれも戦後最短だ。 昨年から流行する新型コロナウイルス対策と経済対策が主な争点となる今回の衆院選。自公政権か、立民・共産政権か―。各選挙区の情勢を詳しく分析した三浦氏が指摘する。 「自民は18の小選挙区で落とし