浜松ホトニクスという会社をご存知だろうか。当社は光を検知する素子を中心に製造・販売する企業で、当該分野では世界的に見てもトップクラスのシェアと技術力を誇る浜松の企業である。2002年にノーベル物理学賞を受賞した小柴教授が実験に用いたニュートリノ検出装置の中核的部品である光電子増倍管を作製した企業といえばぴんと来る方も多いかも知れない。この企業には圧倒的な技術力以外にもう一つ特筆すべき点がある。それは当社の収益性である。当社の営業利益率は直近の期で16%、過去10年間平均でも17%と非常に高い収益性を誇っている。日本には「技術は一流だが経営は二流」といった会社も多いが、当社は技術も経営も一流と言えるだろう。 【高い利益率は技術力と収益管理】 なぜ当社はこれだけ高い収益力があるのだろうか。答えはその技術力と収益管理体制の二点に集約できる。前者に関しては当社は創業メンバーの一人で社長を31年間務
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