先月から、中国の長江流域は連日豪雨により、水位が警戒水位を超えてさらに上昇し続けている中、三峡ダムの決壊予測情報が繰り返されている。 テンセント(腾讯)は7月11日、「すみません、三峡ダムは最善を尽くした!」というタイトルで三峡ダムについて報道した。中国の四大ポータルサイトである網易は「三峡ダムはもう力が尽きた、これ以上責めないで」というタイトルでほぼ同じ内容の報道を出した。いずれも今回の洪水に対し、三峡ダムはお手上げ状態だと指摘し、中国の多くのマスコミに転載された。 報道には、三峡ダムはここ数週間で長江上流での豪雨による洪水を突き止め、下流を救ったと述べている。しかし、今世紀にも稀な豪雨に見舞われた江西省、安徽省などの地区はいずれも三峡ダムの下流にある。 「財経縦横」というブログのツイッターに、「もし医師が患者の家族に『最善を尽くした!』と言った場合、家族はどう思うでしょうか?これは死亡