タグ

ブックマーク / deeeet.com (13)

  • Service meshとは何か

    Microservicesの世界においてService meshは大きなキーワードになった.KubeCon 2017やKubeCon 2018 EUにおいても多くのセッションをService mesh(もしくはその代表格であるIstio)が占めており注目の高さも伺える.もちろんMicroservicesを進めるMercariにおいても導入を検討しており今後重要なコンポーネントの1つになると考えている.記事ではそもそもなぜService meshという考え方が登場したのか,なぜ重要なのか? その実装としてのIstioとは何で何ができるのか? について簡単にまとめてみる. 参考文献 Service meshを一番理想的な形でサービスに使い始めその考え方を広めたのはLyftだ(と思う).LyftはIstioのコアのコンポーネントであるEnvoyを開発しそれを用いてService meshを構築

  • Dockerを便利に使うためのaliasをつくった

    Dockerを便利に使うためのaliasをつくった tcnksm/docker-alias いろいろなひとのTipや,自分がやったやつの寄せ集めで作った.以下で使えるようになる. $ curl -fsSL https://raw.github.com/tcnksm/docker-alias/master/zshrc >> ~/.zshrc && source ~/.zshrc コンテナの起動 インタラクティブモードでコンテナを起動する. alias dki="docker run -i -t -P" $ dki base /bin/bash デーモンモードでコンテナを起動する. alias dkd="docker run -d -P" $ dkd base /bin/echo hello コンテナの情報 最後に起動したコンテナのIDを取得する. alias dl="docker ps -l

  • Apache Kafkaに入門した

    Apache kafka 最近仕事でApache Kafkaの導入を進めている.Kafkaとは何か? どこで使われているのか? どのような理由で作られたのか? どのように動作するのか(特にメッセージの読み出しについて)? を簡単にまとめておく(メッセージングはまだまだ勉強中なのでおかしなところがあればツッコミをいただければ幸いです). バージョンは 0.8.2 を対象に書いている. Apache Kafkaとは? 2011年にLinkedInから公開されたオープンソースの分散メッセージングシステムである.Kafkaはウェブサービスなどから発せられる大容量のデータ(e.g., ログやイベント)を高スループット/低レイテンシに収集/配信することを目的に開発されている.公式のトップページに掲載されているセールスポイントは以下の4つ. Fast とにかく大量のメッセージを扱うことができる Scal

  • "Microservices"を読んだ

    James Lewis氏とMartin Fowler氏による“Microservices”を読んだ.以前ざっと目を通したが,最近よく耳にするようになったのでちゃんと読んだ.以下はそのメモ. 概要 “Microservices” とはソフトウェアシステムの開発スタイルである 近年このスタイルでの開発を見てきて良い結果が出ている 初出は2012年の3月の“Micro services - Java, the Unix Way” Microserviceは一連の小さなサービスで1つのアプリケーションを開発する手法 それぞれのサービスは自身のプロセスで動いており,軽量な機構(e.g., HTTP API)を通じて情報をやりとりする これらのサービスは独立して自動デプロイされる 一枚岩として構築されるMonolithicスタイルのアプリケーションと比較すると分かりやすい 一般的なエンタープライズのア

  • Vagrant1.6のDocker provider

    Vagrant1.6のDocker provider Feature Preview: Docker-Based Development Environments Vagrant 1.6からDocker providerがサポートされた.つまり,VagrantでVMだけでなくコンテナも管理できるようになった. この機能はネイティブでDockerをサポートしてないOSXでも使え,この場合は裏側でProxy VM(boot2docker box)が勝手に立ち上がって,その上でコンテナが立ち上がる.つまり,以下のようになる. OSX -> (Proxy VM) -> Docker Container OSXの場合,これは今までboot2dockerを使ってやってきたのと変わらない.ただ,Docker providerを使うと,boot2dockerの立ち上げまで面倒を見てくれる. 何が嬉しいのか

  • CoreOSに入門した

    CoreOS is Linux for Massive Server Deployments · CoreOS CoreOS + Docker Meetup Tokyo #1に参加してCoreOSにめっちゃ感動したので,CoreOSに入門していろいろ触ってみた. まず,CoreOSの概要とそれを支える技術について説明する.次に実際にDigitalOcenan上にVagrantを使って実際にCoreOSクラスタを立てて,CoreOSで遊ぶ方法について書く. CoreOSとは何か CoreOSは,GoogleやFacebook,Twitterといった企業が実現している柔軟かつスケーラブル,耐障害性の高いインフラの構築を目的としたLinuxディストリビューションである.軽量かつ使い捨てを前提にしており,クラウドなアーキテクチャのベストプラクティスを取り入れている.CoreOSの特徴は大きく4つ挙

  • TerraformでHerokuアプリのセットアップ | SOTA

    TerraformHerokuアプリのセットアップ ちょうど新しくHerokuでアプリケーションを作り始めたので,Terraformを使ってセットアップをしてみた. Terraformとは TerraformはHashicorpの新作.インフラの構成をコード(テンプレートファイル)に落とし込んで,構築/変更することができる.インフラの構成は,複数のプロバイダやツール,例えば,AWSやConsul,DigitalOcean,Herokuなどにまたがって記述することができる. Terraformが良いのは,各設定値を変数としてサービス間で共有できるところ.例えば,Herokuでアプリケーションを立ち上げた際に自動で割り振られるホスト名を,DNSimpleの設定項目に渡してCNAMEを設定するといったことが1つのファイルに書けてしまう(Cross Provider - Terraform) 他

  • コマンドラインツールを作るときに参考にしている資料 | SOTA

    コマンドラインツールについて語るときに僕の語ること - YAPC::Asia Tokyo 2014 コマンドラインツールが好きで昔からつくってきた. 今年のYAPCで,そのコマンドラインツールをつくるときにどういうことを意識して作っているのか?どのような流れで開発しているのか?といったことを語る機会をもらえた. 具体的な内容については,是非トークを聴きに来てもらうとして, スライドをつくるにあったって過去に読んだ資料や,よく参考にしている記事を集め直したので,その一部を参考資料としてまとめておく. UNIXという考え方 UNIXという考え方 Mike GancarzによるUNIXの思想や哲学をまとめた.古いが全然色あせてない. コマンドラインツールの作り方を書いたではないが,これらの思想の上で動くツールはこの思想に準拠して作られるべきだと思う.何度も読んで考え方を染み付かせた. 小さい

  • 好きなPodcast

    twitterでちょっとつぶやいてたけど,最近自分がよく聴いてるPodcastをまとめてみる.Tech系以外もすこし混じってる.他にオススメあれば教えてください. 日語 Rebuild - Podcast by Tatsuhiko Miyagawa - Podcastを聴くという習慣はここから始まった.大学院生のころからずっと聴いてる.Liveもできる限り聴いてる.大ファン.取り上げる技術もすごい尖っていて面白い.全エピソード好きだけど,敢えてあげるなら,“3: MessagePack”,“14: DevOps with Docker, chef and serverspec”,“27: Dragon Quest, Docker and AngularJS”,“35: You Don’t Need API Version 2”, “37: N Factor Auth”,“42: When

  • Heroku Meetup #12でLTしてきた+Heroku on Docker

    Heroku Meetup #12でLTしてきた+Heroku on DockerGo Web ApplicationをHerokuにデプロイ + Heroku on Docker #herokujp” Heroku Meetup #12でLTをしてきた.MartiniをつかったGo Web ApplicationをHerokuにぶっ込んでみたという内容で,基は“Martini(+Ginkgo)をWerckerでCIしてHerokuにデプロイ”が基になっている. せっかく最近Dockerを使っているので,HerokuDockerを絡めた話がしたいなと思い,“building”を使ってDocker Container上にHerokuと同じ環境を作るという話を追加した.以下はその補足. Heroku on Docker Heroku on Docker | CenturyLink La

  • Proxy環境下でDockerを動かす

    Proxy環境下でDockerを動かす Docker1.0がリリースされたことで,プロダクションレディ感もあり,企業でもDockerを使う機運が高まっている.でも,実際はまだまだ番環境ではなく,テスト環境などで使われることが多い. Dockerによるテスト環境構築でまず思い浮かぶのはdokku.dokkuはDockerを使ったbash実装のPaaS.プライベートPaaSを持たない,かつHerokuなどを気軽に使えない企業のテスト環境として今後使われる機会がありそう. ただ,個人での利用とは違い企業などでDockerやdokkuを使う場合は,Proxyに阻まれることがある(というか今日阻まれた).ので,Proxy環境下でのDocker,dokkuの使い方を簡単にまとめておく.まず,Docker全般に関して,次にdokku特有の問題についてProxyの問題を解決しなければならない状況とその解

  • DockerによるマルチホストのPaaS flynnの概要とそのアーキテクチャー

    “flynnの時代” “Docker meetup tokyo #3”で発表してきた.内容は,Dockerの応用の1つであるOSSでPaaSをつくるflynnというプロジェクトの概要とそのアーキテクチャーの紹介.このflynnというプロジェクトの中には,Dockerの面白い使い方がたくさん詰まってるため,今後Dockerを使う人が,その応用の際の参考になればという思いで紹介させてもらった. 今回の発表のために資料を集めまくり,理解できない部分は出来る限りコードも読んだ.発表スライドの補完にもなると思うので,そのメモ書き(一応体裁は整えた)を公開しておく. デモ 以下は,簡単なデモ. やっていることは以下. nodeのアプリケーションをデプロイ ルーティングの追加 スケール コマンドを含めた詳しい解説は以下で解説する. 前提知識 (Herokuの動作) まず,前提知識としてPaaS (ここで

  • HerokuのAPIデザイン

    Herokuが自ら実践しているAPIデザインガイドをGithubに公開した. “HTTP API Design Guide” このガイドは些細なデザイン上の議論を避けて,ビジネスロジックに集中すること目的としている.Heroku特有なものではなく,一般にも十分適用できる知見となっている. 最近は,モバイル向けにAPIをつくることも多いため,勉強もかねて抄訳した.なお内容は,HTTP+JSONのAPIについて基的な知識があることが前提となっている. 適切なステータスコードを返す それぞれのレスポンスは適切なHTTPステータスコード返すこと.例えば,“成功"を示すステータスコードは以下に従う. 200: GETやDELETE,PATCHリクエストが成功し,同時に処理が完了した場合 201: POSTリクエストが成功し,同時に処理が完了した場合 202: POSTやDELETE,PATCHリク

  • 1