9月に入っても猛暑が続く中、市立小中学校の教室へのエアコン設置をめぐり、8日の横浜市会第3回定例会本会議の一般質問で市側の見解をただす市議の質問が相次いだ。 取り上げたのは、自民・酒井誠(港北)、民主・飯田助尚(同)、自民・坂井太(保土ケ谷)、民主クラブ・大山正治(港北)の4氏(質問順)。 平均気温が統計開始以来113年で最も暑かった今夏。8月下旬から授業が再開した小中学校を視察した飯田氏は「教室室内が37・7度にもなる」などと実情を紹介。ほかの3氏も「授業に集中できるのか」などと児童生徒の学習環境を懸念し、質問を向けた。 市教育委員会によると、市立小中学校491校のうち普通教室にエアコンが設置されているのは、幹線道路などに面し騒音で窓を開けられない学校など7校だけ。市教委には、すでにエアコンの設置を求める十数件の要望が保護者らから寄せられているという。 しかし、設置に掛かる費用は