【ソウル=門間順平】日韓間で領有権をめぐり対立している竹島(韓国名・独島(トクト))に近い韓国・鬱陵島(ウルルンド)と韓国本土を結ぶ高速船の一部が3日から、日本人の乗船を拒否していることがわかった。 自民党の3国会議員の訪韓や、2011年版防衛白書への竹島領有権明記で、韓国内で日本への反発が強まっているためで、運航会社は「鬱陵島上陸後の安全が保障できないため」としている。 韓国本土から鬱陵島へは、江陵(カンヌン)と浦項(ポハン)から、2社が船便を運航しており、日本人の乗船を拒否しているのは、江陵からの便を運航する会社。 もう1社は「日本人観光客の鬱陵島行きを拒否する理由はないが、関係機関から要請があれば協議し対応を決めたい」としている。