大阪府の橋下知事は10日夜、統一地方選後初となる支援団体の政治資金パーティーに出席し、11月頃にもくろむ知事と大阪市長のダブル選挙に向け、再始動をアピールした。 大阪市内のホテルで開かれたパーティーは、経済人の支援者らで作る政治団体が主催し、約1000人が参加。橋下知事は、統一選期間中さながらの攻撃的な言葉遣いで平松邦夫・大阪市長や同市役所への挑発を繰り返し、「秋のダブル選は、維新対大阪市役所の戦いになる。勝利を収めて、権力を住民の手に取り戻そう」と訴えた。 自らの市長選出馬については、「その時に、また判断する」と明言を避けたが、最後には「(ダブル選に勝利すれば)大阪市の今の局長、次長、課長はみんなクビ。市民のための新しい役所に作り替える」との〈公約〉まで飛び出した。