山口県下関市の中国自動車道で4日に発生した高級スポーツカーなど14台が絡んだ事故で、発端となる事故を起こした福岡県筑紫野市の自営業男性(60)が山口県警に対し「スピードを出していてハンドル操作を誤った」と説明していることが5日わかった。 県警は道交法違反(安全運転義務違反、速度超過)の疑いもあるとみて、男性から任意で事情を聞いている。 県警によると、追い越し車線を走っていた男性のフェラーリが車線変更する際にスリップしてガードレールに衝突。同車を避けようとした後続車が次々に事故を起こした。10人が打撲などの軽傷を負った。 関係者は携帯電話やファクスで連絡を取り合うなどしていたスポーツカーの愛好家仲間で、この日は少なくとも20台で福岡から広島までドライブする予定だった。メンバーとは面識がなく、インターネットで情報を知った参加者もいた。