日本メディアの独立性に懸念=菅官房長官「根拠不明」と反発-国連報告者 2019年06月05日19時51分 国連のデービッド・ケイ特別報告者=2016年4月、東京都内(AFP時事) 【ベルリン時事】国連のデービッド・ケイ特別報告者が、日本メディアの独立性に懸念を示す新たな報告書をまとめたことが5日、分かった。放送番組の政治的公平性を定めた放送法4条の撤廃などを求めた2017年の勧告について、履行されていないと指摘している。 【特集】官邸質問 菅義偉官房長官は同日の記者会見で、報告書について「極めて遺憾。記述は不正確かつ根拠不明のものを多く含んでおり、受け入れられない」と反論した。 ケイ氏は報告書で、放送法4条の規制で報道機関の独立性が損なわれていると強調したほか、「批判的なジャーナリストへの政府関係者の圧力があるとされている」と指摘。具体例として「政府の記者会見における特定のジャーナリストの