クラウドサービスのための新たなサーバーOSへ Windows Server 2012は、かつてないほど明確なコンセプトに基づいて設計開発が進められてきた。現在より一歩先のサーバーOSに求められる機能を提供するために、一部は最新のクライアントOSとなる「Windows 8」や統合システム運用管理スイート製品である「System Center 2012」と組み合わせることで実現されるが、まちがいなくWindows Server 2012はこれからの企業ITを支えるコアとなるOSである。 しかし、ITの世界も世の中の流れと無縁ではいられない。長引く不況、円高、株安、少子高齢化といった現在の社会・経済環境下においては、ITにも強烈なコストダウンの要求が突きつけられている。そこでWindows Server 2012では、「クラウド」と「仮想化」という、非常に重要なテクノロジーを2大コンセプトとして