Cocoaの例外処理 多くの方の助けをいただいて、最初にかなり重い話題を扱うことができ、ほっとしています。さて、今回選んだテーマはまたもや、Objective-Cのみの話題で、Cocoaの例外処理です。 そもそも例外とは何か 例外とは、プログラムの実行において例外的に発生した事象であり、例外処理とは、その例外的な事象が起こった時にそれを捕まえて、適切な処理を施すことです。適切な処理というのは、エラーパネルの表示であったり、事象の無視であったり、プログラムの終了であったりと一概に言えませんが、そういう事象を捉えるという点に意味があります。ところで、例外的な事象にはプログラムで回避不可能なものと、回避可能なもの(JavaにおけるRuntimeExceptionがこれに相当)が存在します。ものの本によれば、前者は例外として捉えるべき意味があり、後者はむしろプログラムのバグであるということです。C