0 LINE 僕はいまだにどこまで川島くんがこの作品を理解しているのか……好きなのか、嫌いなのか、それさえも計れないし、本当にわからない。 ただ、そのとき川島くんが曲を聴いて“よかったです”と一言言ってくれて。そこで何かひとつ解決したかなと思います。 ——その完成した曲がいよいよ世に届くわけですが。 仕方がないことだと思うけど、今回の作品はいろいろなバイアスがかかった状態で聴くことになると思うんです。最後の作品でもあるわけで。 だから、この作品の真価がわかるのは数年後かもしれないし、人によっては数十年後かもしれない。 でも、そのときに確実に機能する音楽、その日が来たときにこれが力を持った音楽だということがきっとわかると思うんです。だから、末永く大事にしてほしいですね。 ——今作の中で気になったのが4曲目の“NARCOSIS”。このタイトルは、日本語にすると“昏睡”。それがなぜ最後の最後に当