「雑音の中では話が聞き取れない」「早口や小さな声が聞き取りにくい」こうした症状、APD=聴覚情報処理障害といいます。 聴力は正常でも、人混みなど雑音の多い場所では必要な音や話を選び取れず理解できなくなってしまう症状で、いま、こうした悩みを訴える人が増えています。あまり知られていない症状のため周囲に理解されず、仕事や対人関係につまづくことも多いことから、当事者たちが苦しい現状を知ってほしいと、ネットを通じて発信する動きが広がり始めています。 異変感じた高校時代「話聞いてないよね」 症状に悩む笑歩さん(23)です。 異変を感じたのは、高校生の頃でした。 「話を聞いてないよね」「たまに変なところであいづちするよね」。 友人からの思いがけない言葉が、きっかけでした。 当時、聴覚情報処理障害の症状を知らなかった笑歩さんは、うまく聞き取れないことを友人に説明してもわかってもらえず、戸惑ったといいます。
![聞こえているのに 聞き取れない APD 聴覚情報処理障害 当事者の悩み | 未来スイッチ!課題解決で暮らしやすい社会へ|NHKニュース](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/2b32bec542e41cc223e25e4cf094a46a4328131e/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww3.nhk.or.jp%2Fnews%2Fspecial%2Fmiraiswitch%2Fassets%2Fimages%2Fpost%2F2020%2F09%2Fe88b076cabe671b91b76907772c567c1-1200x630.jpg)