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2011年9月19日のブックマーク (3件)

  • 幼虫をゾンビにしてドロドロにするウィルスの粋な生活史 - クマムシ博士のむしブロ

    寄生生物が自分にとって都合の良いように宿主の行動を操る現象は、古くから知られていました。このブログでも以前、アリをゾンビにして操るカビについて取り上げました。 今回、マイマイガの幼虫に寄生するウィルスは、たった一つの遺伝子によって幼虫の行動を変化させることが報告されました。 A Gene for an Extended Phenotype このウィルスは、バキュロウィルスとよばれます。遺伝子工学では、カイコ培養細胞からタンパク質を大量合成する際にベクター*1として使われます。このバキュロウィルスは、節足動物にしか感染しません。マイマイガに感染・寄生する種類のバキュロウィルスは、自分にとって都合の良いように宿主である幼虫をゾンビ化させて、行動を変化させます。 通常、マイマイガの幼虫は昼は地面に近い場所で身を隠しており、夜になると樹上へと上って葉をべます。しかし、バキュロウィルスが寄生したゾ

    幼虫をゾンビにしてドロドロにするウィルスの粋な生活史 - クマムシ博士のむしブロ
  • 「ノロウイルス」名称変更の可能性 - 蝉コロン

    ウイルス, 社会ウイルスの分類の覚え方?について - 桜の木の下でのんびり過ごすを見て思い出した。「ノロウイルス」名称変更の可能性があります。 そもそものノロウイルスという名称になった経緯は、wikipedia:ノロウイルス参照ですが、1968年、アメリカ合衆国オハイオ州ノーウォークで検出されノーウォークウイルス(Norwalk virus)と命名される。1972年に電子顕微鏡による観察でその形態的特徴からSmall Round-Structured Virus(SRSV:小型球形ウイルス)とも呼ばれた。1977年、札幌でノーウォークウイルスとよく似たウイルスが発見され、サッポロウイルス(Sapporo virus)と名付けられた。2002年、第12回国際ウイルス学会でノーウォークウイルスと呼ばれていたものをノロウイルス属(Norovirus)、サッポロウイルスと呼ばれたものをサポウイルス

  • 私のブックマーク「バイオインフォマティクス」

    1.はじめに 生命科学は、情報処理技術の応用が近年活発に行なわれている分野のひとつであり、そのような応用研究は一般にバイオインフォマティクスと呼ばれている。特に、ゲノムプロジェクトを契機として分子レベルの生命現象に関する実験手法がハイスループット化し、網羅的なデータ(例えばある生物が持つ全遺伝子や全タンパク質の配列リストなど)が短期間で得られる昨今では、実験の計画立案からデータ整理、比較解析、科学的知識の発見など、生命科学研究の多くのフェーズで様々な情報処理技術が用いられている。稿ではまずバイオインフォマティクス全般に関するリンク情報を挙げた後、誌の読者に興味を持って頂けそうないくつかのトピックについて紹介する。なお、昨年の誌第1号(Vol.18 No.1)では「バイオインフォマティクスの世界」という特集が組まれているので、バックナンバーを御持ちの方はそちらを御覧頂ければより広範