宮城県石巻市の金華山の崖にごみを不法投棄したとして、宮城県警生活環境課と石巻署は12日、廃棄物処理法違反の疑いで、金華山黄金山神社宮司奥海聖(66)=石巻市鮎川浜金華山=、同神社職員小松匡志(49)=同=、同神社の元職員で大崎八幡宮職員日野篤志(43)=東松島市牛網=の3容疑者を逮捕した。 奥海、小松両容疑者の逮捕容疑は共謀して2017年6月6~9日、使用済みの蛍光灯や食器計約50キロを崖の斜面に捨てた疑い。日野容疑者の逮捕容疑は同19日~7月21日ごろ、鉄製の灯籠11本(計約1.9トン)を同じ崖に捨てた疑い。県警は奥海容疑者が投棄を指示したとみている。 県警は12日朝、奥海容疑者を仙台市青葉区の神社仙台連絡所で、小松、日野両容疑者を自宅でそれぞれ逮捕した。調べに対し、奥海容疑者は「分からない」、小松容疑者は「覚えていない」と共に容疑を否認し、日野容疑者は「捨てたが違法とは思わなかった」と