35%対65%。 先日のオーストラリア戦で日本代表が記録したボール支配率は、1-1の引き分けというスコア以上にメディアで取りざたされた。 その評価も様々だ。日本はパスサッカーを放棄してしまった、臆病に自陣に引きこもってしまったと嘆く声もあれば、リアリスティックな戦い方をした、勝負に徹してカウンターを狙ったのは正解だと評価する意見もある。 個人的には、カウンターを軸に据えようとした発想自体は悪くないと思う。ザッケローニ監督時代から支配的だったポゼッション重視に一区切りをつけただけでなく、ハリルホジッチ監督体制の中でも、かなり画期的な変化だった。何より、アウェーでオーストラリアに引き分けるという結果自体は、もちろん評価されるべきだ。先行しながら追いつかれる展開になったとしてもである。 ただし戦術論的に見ると、日本代表はまだ2つの大きな根本的な課題を抱えている。つまり、過去5回のW杯で世界の壁に
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