東京オリンピックにイギリスの短距離走選手として出場するディナ・アッシャー=スミスさん(25)は23日、人権侵害や不正に抗議し意思表示することは「基本的人権」だと述べ、五輪出場選手による抗議の全面解禁を求めた。 東京オリンピック・パラリンピックで選手たちが抗議行為をすることについて、国際オリンピック委員会(IOC)は今年7月、禁止ルールを緩和した。選手たちは競技の前後に「意見を表明」できるようになった。選手たちが試合前に、人種差別への抗議として片膝をつくことは認められる。ただ、競技中や表彰式、選手村では、そうした行為は禁止されている。