2002年、国際金融小説『マネーロンダリング』でデビュー。同年、「新世紀の資本論」と評された『お金持ちになれる黄金の羽根の拾い方』が30万部を超えるベストセラーに。06年『永遠の旅行者』が第19回山本周五郎賞候補。『言ってはいけない 残酷すぎる真実』で2017新書大賞受賞。 金融庁2,000万円問題とは何だったのか 2019年6月、金融庁が老後に備えて2000万円の金融資産必要だという趣旨の報告書を発表し、大きな話題になりました。この報告書が注目を集めたのは、国民がこれまで漠然として抱いていた不安が、はっきりと目の前に現れたからだと思います。 「人生100年時代」では、60歳で定年して100歳まで生きるのですから、退職後の人生は40年もあります。40年というのは、20歳の人が60歳になるまでと同じ長さです。こんなに長い「老後」を本当に年金だけで安心して暮らしていけるのか、誰もがひそかに不安
![「好きなことを仕事にしなければならない」という“残酷な現実”に直面している理由](https://cdn-ak-scissors.b.st-hatena.com/image/square/b27013298f0486f44506cb5b81d0acc2ec380d90/height=288;version=1;width=512/https%3A%2F%2Fwww.sbbit.jp%2Farticle%2Fimage%2F36953%2FOGP_bit201909091339014907.jpg)