0~10の11段階評価で9、10を付けた推奨者の割合から0~6を付けた批判者の割合を引き算して推奨意欲をスコア化するネット・プロモーター・スコア(NPS)。だが回答傾向は国によって異なり、特に日本は低スコアが出やすい。そこで、NPSをアレンジすることで欧米企業のスコアと対等に比較が可能になる計算式「PSJ」が提唱されている。 前回、「フツーを付けただけなのに NPSが日本だけ低評価になるカラクリ」の記事で、日本人が選択肢の真ん中を選びやすい中間回答、曖昧回答の傾向が強いこと。それによってネット・プロモーター・スコア(NPS)の0~10までの11段階採点においても真ん中の5が選択されやすいことを説明した。 <前回(第1回)はこちら> さて、そうすると何が起こるか。マイナス2桁のスコアはモチベーションの点で難はあるものの、同程度のスコアの国内競合企業に負けないように改善に努める分にはさして支障
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