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ブックマーク / xtech.nikkei.com (75)

  • 共通番号は見えるが国民IDは目に見えない

    政府が導入に向け準備を進めている「社会保障・税に関わる番号」制度と「国民ID」制度。このうち社会保障・税に関わる番号は「共通番号」とも呼ばれる。ここ半年ほどで、どちらもマスメディアに登場する機会が増えたことで、国民一人ひとりを識別するために固有の番号を付ける制度の準備が進んでいることは広く知られるようになった。 では、社会保障・税に関わる番号(共通番号)と国民IDは同じものなのだろうか。あるいは、違うものだとしたら、共通点と相違点はどこにあるのだろうか。 現時点でこの問いに自信を持って答えられる人は、そう多くはなさそうだ。一般のビジネスパーソンだけではない。自治体の情報政策担当者、行政システムに関わるITベンダーなど、実務上の関連が深そうな関係者の口からも、明確な説明を聞けないことがある。それどころか、共通番号や国民IDの制度のあり方を議論する政府の検討会やワーキンググループのメンバーの間

    共通番号は見えるが国民IDは目に見えない
  • 住基ネット訴訟に見る法律“優先度”の問題

    すでに1カ月前のことになるが,最高裁は2008年3月6日,住民が自治体を相手取って起こした「住民基台帳ネットワーク(以下,住基ネット)からの住民票コード削除を求める」という裁判で,住民側敗訴の判決を下した。判決の内容は,北岡弘章弁護士に執筆をお願いしている「知っておきたいIT法律入門」で数回にわたって紹介している。その第1回である「住基ネット最高裁判決(1)自己情報コントロール権には言及せず」は,この3月28日に公開したところだ。 住基ネットの開始時点で危惧されていた“セキュリティの不備による個人情報流出”の危険性は,この裁判では問題とならなかった。大阪高裁は同裁判において住民票コードの削除要求を認めた住民勝訴の判決を下したが,そこでも「住基ネットのセキュリティが不備なため(略)人確認情報が漏えいする具体的な危険はない」と事実認定している。今回の最高裁判決も,セキュリティ問題については

    住基ネット訴訟に見る法律“優先度”の問題
  • 情報セキュリティへの取り組みを社外に示す「ISMS認証基準」を解説する

    情報セキュリティへの取り組みを顧客などに示すために,「情報セキュリティ管理(情報セキュリティ・マネジメント)の認証」 を取得する企業が増えている。情報セキュリティ管理の認証とは,適切なセキュリティ方針(セキュリティ・ポリシー)を作成して,きちんと運用できているかを第三者に審査してもらうことである。審査の結果,基準を満たしていれば,審査を実施した認証機関(審査登録機関)から“お墨付き”をもらえることになる。 もちろん,認証を取得すること自体が目的となっては意味がないが,セキュリティを高める目標として,情報セキュリティ管理の認証を活用することは十分意味がある。情報セキュリティ管理がきちんと実施できているかどうかを,客観的に評価してもらえるとともに,取得の過程で,社員のセキュリティ意識の向上が望める。さらに,取得後は顧客などにアピールできる。 情報セキュリティ管理の認証規格(制度)には,英BSI

    情報セキュリティへの取り組みを社外に示す「ISMS認証基準」を解説する
  • 「5年後、言葉の壁は消える」、グーグルが検索技術への取り組みを披露

    グーグルは2010年6月8日、「検索の科学」と題したイベントを開催した。エンジニアリングリサーチ担当の上級副社長アラン・ユースタス氏をはじめ、検索の技術研究や製品開発を担当するエンジニアが登壇。現在までの検索技術の進化と、今後のビジョンを語った。 「かつて、Web検索で得た情報の中身は、古いのが当たり前だった。今では1分前に更新された情報ですら、検索できるようになった」。ユースタス上級副社長は、Web検索技術の進化の一端を、こう説明する(写真1)。 リアルタイム検索に加えて、グーグルがここ数年かけて取り組んできたテーマが、個人ごとに最適な検索を可能にする「パーソナライズド検索」、音声による検索や動画検索などだ。「検索は来、とてもパーソナルなものだ。同じ『膝』という単語でも、医者の場合と患者の女性の場合とでは、求める結果の種類もレベルも違う。医者などに向けて学術論文検索を提供しているのは

    「5年後、言葉の壁は消える」、グーグルが検索技術への取り組みを披露
  • 無線LANセキュリティのすべて---目次

    無線LANは怖い。セキュリティに不安がある――。こんな文句を一度は耳にしたことがあるはずだ。無線LANの危険性をどのように防いだらいいのか。求められるセキュリティのレベル別に,無線LANの危険性とそれに対する「対処術」を整理していこう。 Part1 三つの危険を七つの術で防ぐ Part2 第一の巻---無線LANの存在を隠す Part3 第二の巻---通信を暗号化する Part4 第三の巻---ユーザーを制限する

    無線LANセキュリティのすべて---目次
  • 仮想化技術を学ぶ

    x86アーキテクチャは1台のコンピュータで複数のOSを同時に稼働させるようには設計されていない。複数のOSを同時に稼働させるには,ハードウエアとOSの間に,仮想化を実現する「仮想マシン・モニター(Virtual Machine Monitor:VMM)」と呼ぶソフトウエアを稼働させる必要がある。VMware製品やMicrosoftの「Virtual Server」,XenSourceの「Xen」などの代表的なVMMが,どのようにして複数OSの同時稼働を実現しているのか見ていこう。 x86アーキテクチャの世界でも「仮想化」が注目されている。仮想化と一言で言っても,1台のコンピュータ上で複数の処理を実現するCPUの仮想化,ストレージの仮想化,ネットワークの仮想化など,様々な種類の技術があり,1台のコンピュータを仮想化によって分割するテクノロジは,約40年にもおよぶ歴史がある。x86アーキテクチ

    仮想化技術を学ぶ
  • リスクマネジメントの考え方を知る:ITpro

    失敗プロジェクトを回避するリスク・マネジメントの重要性は高まるばかりだ。しかしプロジェクトの現場で,実際にリスク・マネジメント手法を生かしているケースは決して多くない。この講座では,リスク・マネジメントの基を解説した上で,「事前の情報分析」と「リスクの流動性への対処」に力点を置いた実践手法を紹介する。 プロジェクトを実施していく上で,「リスク・マネジメント」の重要性に異議を唱えるITエンジニアはいないだろう。だが,重要性は認識していても,プロジェクトの現場で実践的なリスク・マネジメント手法を継続的に活用しているエンジニアは少ないのではないか。 プロジェクトマネジメントを推進する部署がリスク・マネジメントの重要性を声高に叫ぶ一方,笛を吹いても現場のスタッフが踊らないケースは多い。その推進部署にしても,組織の目的に従って動いているだけで,「失敗プロジェクトの数を減らす」というリスク・マネジメ

    リスクマネジメントの考え方を知る:ITpro
  • なぜプロジェクトマネジメントは普及しないのか

    プロジェクトマネジメント(PM)の普及と定着は日にとって重要であると考え,あちこちの雑誌やWebサイトにPMの原稿を書いてきた。しかし,読者から反論や批判を結構いただく。「PMなど役に立たない」「海外の手法を取り入れてうまくいくなら苦労などしない」といった意見である。 なぜ反感を持たれるのか。Webサイトで発表したコラムに対する読者の書き込みを読むと,反発理由として,PMに関する三つの「ない」が考えられる。まず,PMの考え方自体が正確に「知られていない」。一通りの考え方を知ったとしても,「納得できない」。さらに困ったことに,「理解したくない」という拒否派が存在する。 筆者がWebサイトで最初にPMについて書いた記事は,「『プロジェクトマネジメント後進国』の日がナンバーワンになる日」であったかと思う。とにかく読んでいただかないと話が始まらないのでわざとこういう刺激的な題名にした。 趣旨は

    なぜプロジェクトマネジメントは普及しないのか
  • 「動かないコンピュータ」とコンサルタントの関係

    今回の主題は,「動かないコンピュータの影にコンサルタントあり」というものである。動かないコンピュータとは,情報システム構築プロジェクトの失敗など,当初計画の通り,動かなかったコンピュータを指す。筆者は5~6年前から,講演などでは「コンサルティングと詐欺は紙一重」などと滅茶苦茶なことを話していた。だが,原稿にするのは難しく,きちんと書いてはいなかった。 なぜ書くのが難しいかというと,確たる裏付けがない話だからである。筆者は,「動かないコンピュータ」の取材をライフワークにしているので,日ごろから情報システムのプロジェクトについて情報を収集している。うまくいかないプロジェクトの原因を調べていくと,コンサルタントに突き当たることが多い。これは5~6年前からの傾向のように思う。 「日プロジェクトをお前は全部取材しているのか。数件そうした事例があったからといって,コンサルタント全部がダメといわんば

    「動かないコンピュータ」とコンサルタントの関係
  • 業務継続計画(BCP)

    事業が存続できなくなるリスクを事前に分析・想定し、継続に必要な最低限の業務や、復旧時間と対応策などを定めた包括的な行動計画のこと。 ここ数年、世界的にテロやインフルエンザ、地震などが相次ぎ、日企業も少なからずその影響を受けてきました。もはや、こうしたリスクを全く想定せず経営を行っているのでは、無防備だと批判されても仕方のない状況が続いています。 そこで有事を想定して、いかにビジネスを継続させるかを事前に定めた総合的な対応策が「BCP(業務継続計画)」です。 効果◆事業継続を確保 BCPは、災害時に社員の安全を確保するため行動マニュアルを作るといった狭い範囲の準備を指すものではありません。目的を事業存続に置き、平時からの教育訓練や定期的な見直しも含めたマネジメント計画です。 BCPはまず、事業が存続できなくなる事態はどんな状態があり得るのかというリスクとそのインパクトの評価から始まります。

    業務継続計画(BCP)
  • 「P/L」と「B/S」がなくなる日

    損益計算書(P/L)と貸借対照表(B/S)がなくなる――。国際会計基準(IFRS)関連の取材で聞いた話で一番、びっくりしたのがこの話だ。記者がIFRS関連の取材を格的に始めたのは、今から1年半くらい前。当時、記者は主にJ-SOX(日版SOX法)関連の取材をしていた。J-SOX対応の話を聞こうと訪れた会計コンサルタントの方との雑談の中で「そういえばこんな話が」といって冒頭の話を聞いたのだ。取材先の企業研究や決算記事の執筆など、記者にとって損益計算書と貸借対照表はなじみ深い。それが「なくなる」というのは、「記者だけでなく、企業、そして社会全体に影響を与える大きな話になりそうだ」というのが最初の感想だった。 損益計算書と貸借対照表を読むことは、会計の基中の基だと考えている。記者は学生時代、会計関連の授業が一番苦手だった。仕訳、減価償却、配賦などなじみのない言葉が並ぶ。その苦手な授業で最初

    「P/L」と「B/S」がなくなる日
  • Part5 Mac OS XのUNIXな使い方:ITpro

    最近,特にオープンソース関係の集まりなどに顔を出すと,Windowsマシンではなく,MacMacintosh)を持っている人の割合がかなり高くなっていることに気づきます。Macで動くOSといえば,Mac OS Xです。Mac OS Xはいろいろな顔を持ったOSです。まず,Mac独自のアプリケーション実行環境として「Carbon」と「Cocoa」を搭載しています(図1)。Microsoft OfficeやAdobe Photoshopといった市販のMac OS X用ソフトの多くはこの上で動作します。 Part1「今さら聞けないOSの疑問」,Part2「これがWindows Vistaだ!」,Part3 「Windows XP Tips 25 」,Part4「仮想マシンの仕組みを理解する」に続いて,Part5では,Mac OS X(2006年9月時点の「Mac OS X v10.4 (Tig

    Part5 Mac OS XのUNIXな使い方:ITpro
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  • [不思議の国アメリカ] “オンライン決済不在”の驚くべき実態

    上田 尊江 TransAction Holdings, LLC. CEO  Founding Partner 「ほんとに信じられない!」「なんでそんなことするの?」「なぜ日みたいにしないの?」 2006年、アメリカに引っ越してから、アメリカ人の夫にこんな質問を頻繁にぶつけるようになってしまった。毎日びっくりすることの連続だったからだ。個人的な理由でアメリカに永住することになり、輸入事業を手がける会社を設立した。一人の消費者として日常生活を送り、またスモールビジネスのオーナーとして経営をする中で、日アメリカの様々な違いを目の当たりにし心底驚いた。 アメリカ系企業で働いたこともあるし、アメリカと日の橋渡しをする仕事もしたから、アメリカのことはそれなりに分かっているつもりだった。でも紙の資料やメディアを通して知るアメリカと、実際のアメリカはすごく乖離していた。日では当たり前だった仕組み

    [不思議の国アメリカ] “オンライン決済不在”の驚くべき実態
  • 沈黙を破ったホリエモン,ITを語る - インタビュー:ITpro

    証券取引法違反の疑いで係争中の元ライブドア社長,堀江貴文氏は2008年9月8日,ITproとの単独取材に応じた。堀江氏は8月7日からサイバーエージェントが運営するブログ・サービス「Ameba」で個人ブログ「六木で働いていた元社長のアメブロ」を開設。「思ったことを素直に書きます」と,最高裁判決を前に情報を発信していくことを宣言した。沈黙を破り,約1年半ぶりにメディアの対面取材に応じた堀江氏が,ITを語る。 これまでの沈黙から一転してブログを始めたのはなぜですか。 それは暇なのと,ストレス解消と,メディアに対するけん制ですね。継続中の裁判で一審と二審はあまり目立たないようにということで,2年くらい一方的にメディアに殴られている状況が続いていました。しかし,結局はこういう結果(一審,二審も実刑判決)です。だったら,悪い情報や間違った情報などが流れていたら,ブログできちんと反論していこうかなと。

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