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日本人がテロ組織に誘拐され、身代金を要求されると祖国で必ず出て来るのは「危険な地域に自分で行った」「自業自得」といった議論だ。 で、わたしが住んでいる英国は、人権を重んずる欧州国にしては珍しく身代金を払わない国として有名である。それどころか、キャメロン首相は2014年1月に「テロ組織の身代金要求を断固と拒否する」決議案を国連の安全保障理事会に提出して採択を要求したほどであり、加盟国は当該決議を全会一致で採択している(しかし、この決議を守っているのは英国と米国だけで、フランス、イタリア、スペイン、ドイツはこっそりテロ組織に金を流す経路を見つけて身代金を払っている)。 英国が身代金を払わない理由は、「自己責任で現地に行った個人のために血税を使うな」とかそういうことではない。テロ組織は身代金を資本として軍備を拡大し、新たなテロリストたちをリクルートして強大になって行くからだ。例えば、アルカイダ・
池内恵(いけうち さとし 東京大学准教授)が、中東情勢とイスラーム教やその思想について、日々少しずつ解説します。有用な情報源や、助けになる解説を見つけたらリンクを張って案内したり、これまでに書いてきた論文や著書の「さわり」の部分なども紹介したりしていきます。
14日、南仏沖に停泊中の空母シャルル・ドゴールで、海軍兵士らを前に演説するオランド大統領(AFP時事) 【パリ=三井美奈】フランスのオランド大統領は14日、原子力空母シャルル・ドゴールを中東に派遣し、米軍などが実施しているイスラム過激派組織「イスラム国」掃討作戦に参加させる方針を示した。 連続銃撃テロがイスラム過激思想を持った人物らによる犯行との見方を強めるフランスは、イスラム国との対決姿勢を鮮明にし、過激派対策を一段と強化する構えだ。 大統領が同日、南仏沖の地中海に停泊中の同空母で行った演説で明らかにした。フランスは現在、アラブ首長国連邦(UAE)の仏軍基地に戦闘機を派遣し、イラクでのイスラム国攻撃に参加している。大統領は、同空母の派遣により、「緊張がさらに高まった時、あらゆる手段が取れる」と述べ、空爆出撃態勢の増強を示唆した。 イスラム国を巡っては、9日にパリのユダヤ人向けスーパーマー
【パリ=内藤泰朗】フランスの風刺週刊紙シャルリー・エブド本社が襲撃された事件では、同紙の名物編集長で風刺画家のステファン・シャルボニエ氏(47)も犠牲になった。イスラム教に限らず、宗教上のタブーに踏み込むことも辞さない挑発的な編集姿勢はしばしば物議を醸し、賛否両論を巻き起こしてきた。 「コーラン(イスラム教の聖典)ではなく、フランスの法に従う」 2009年に編集長に就任し、「シャルブ」の愛称で知られたシャルボニエ氏は11年11月、火炎瓶が投げ込まれて編集部が全焼した際、英BBCなどにこう述べた。事件は「過激派の大ばか者」の犯行で、イスラム教徒とは無関係だという見方を示した。 シャルリー・エブドはシャルボニエ氏が編集長になる前の06年、デンマーク紙が掲載したイスラム教の預言者ムハンマドの風刺画を転載。その後、関係者は絶えず殺害すると脅迫され、警察の警護対象になっていた。 フランス政府の自粛要
20日未明、埼玉県川口市のマンションで爆発音がし、外階段で金属製のパイプなどが見つかったほか、隣の建設会社の壁に金属製の弾が打ち込まれているのが見つかりました。 この会社はアメリカ軍普天間基地の移設計画に伴う沖縄県の辺野古沖の地質調査を担当していて、警察は基地の移設に反対する過激派によるゲリラ事件とみて捜査しています。 20日午前1時すぎ、川口市西青木のマンションで大きな爆発音があり、警察が調べたところ、3階の外階段で、発射装置とみられる長さおよそ50センチ直径10センチの金属製のパイプなどが見つかりました。 さらに、隣の建設会社の2階と3階の間の壁に金属製の弾が埋まっているのが見つかったということです。 この爆発によるけが人などはありませんでした。 警察によりますと、弾が打ち込まれた建設会社はアメリカ軍普天間基地の移設計画に伴う沖縄県の辺野古沖の地質調査を担当しているということです。 警
ロンドン警視庁(London Metropolitan Police, Scotland Yard)が公開したマイケル・アデボラージョ(Michael Adebolajo)被告(左)とマイケル・アデボワール(Michael Adebowale)被告(右)の顔写真(2013年12月19日提供)。(c)AFP/METROPOLITAN POLICE 【2月27日 AFP】英ロンドン(London)南東部ウーリッチ(Woolwich)の路上で昨年5月に英陸軍兵士が殺害された事件で、ロンドンの中央刑事裁判所(Old Bailey)は26日、殺人罪で有罪となったイスラム過激派のマイケル・アデボラージョ(Michael Adebolajo)被告(29)に仮釈放を認めない絶対的終身刑を、共犯のマイケル・アデボワール(Michael Adebowale)被告(22)に禁錮45年の刑をそれぞれ言い渡した。
アメリカのオバマ大統領は、イラクのアバディ首相やシリアでの空爆に参加した中東の5か国の外相らと会談し、イスラム過激派組織「イスラム国」の壊滅に向けて、各国との結束を確認しました。 アメリカのオバマ大統領は23日、国連総会に出席するため首都ワシントンからニューヨークに移動し、イラクのアバディ首相や、シリアでの空爆に参加した中東のサウジアラビア、UAE=アラブ首長国連邦、ヨルダン、それにバーレーンとカタールの5か国の外相らと会談しました。 この中で、オバマ大統領は「有志連合による取り組みによって、世界が団結しイスラム過激派組織『イスラム国』を弱体化させ、最終的には壊滅させるという明確なメッセージを送ることができた」と述べ、各国との結束を確認しました。 そのうえで、「これは終わりでなく始まりだ。私は各国と協力し、成功させる自信がある」と述べ、決意を強調しました。 一方で、「イスラム国」の壊滅につ
北カフカス地方の独立運動に絡んでロシア治安当局に夫ら肉親を殺され、ロシア国内で自爆テロを繰り返している「黒い未亡人」とみられる女性3人が、2月7日から冬季五輪が開幕するロシア南部ソチに潜入したことが21日、分かった。治安当局は3人の行方を追うとともに、22日、ソチに近い北カフカス地方でイスラム過激派の幹部1人を射殺し、テロを封じ込める姿勢を強調した。だが、ロシア国内では、五輪開幕を間近に控え、治安当局がソチ一帯に構築した「鋼鉄の輪」と呼ばれる強固な警備体制が破られたことに衝撃が広がっている。(SANKEI EXPRESS)テロ予告勢力と連携 AP通信や20日付英紙デーリー・テレグラフ(電子版)などによると、潜入したのは“サリマ”と呼ばれているルザンナ・イブラギモア容疑者(22)とザイラ・アリエヴァ容疑者(26)、ジャンネット・ツァハエヴァ容疑者(34)。 ロイター通信などによると、イブラギ
パキスタン北西部ハングー地区の高校で今月6日、自爆テロから学校と同級生を守った15歳のあどけない少年が巻き添えで死亡した。 自らの命を投げ捨てて、生徒2千人の安全を守った少年の英雄的な死に同情が集まり、ソーシャルメディアで世界中から「少年に勲章かメダルを」という声が寄せられている。 この少年はアィティザーズ・ハサンくん。実はハサンくん、6日朝、遅刻したため朝礼に参加できず、同級生2人と校門の外に立たされていた。すると学校の制服を着た男が近づいてきた。 男は見たこともない顔で20歳から25歳ぐらいに見えた。同級生の1人が「制服の下に変なベストを着込んでいる。自爆テロ犯では」と叫んで逃げようとした。 少し太っていて体力に自信があるハサンくんは同級生から「レスラー」と呼ばれていた。ハサンくんは「僕が確かめてくる」と言って、校門から約100メートル離れたところで男を取り押さえた。 すると男はベスト
(CNN) パキスタン北部で14歳の少年が学校に侵入しようとした自爆テロ犯を校門前で食い止め、爆発に巻き込まれて死亡した。朝礼のため集まっていた数百人の生徒たちは、この少年のおかげで無事だった。 死亡したのは北部カイバル・パクトゥンクワ州の学校に通う中学生のエティザズ・ハッサン・バンガシュ君。親類や目撃者の話では、6日の登校途中、学校の制服を着た男に学校の場所を尋ねられ、不審を抱いたという。 ほかの生徒たちがひるむ中、エティザズ君は男を阻止しようと石などを投げ、それでも校門に近付こうとする男につかみかかった。 エティザズ君につかまれた男がとっさに爆弾を爆発させ、2人とも現場で死亡。ほかに2人が負傷したという。事実関係については地元の警察も確認している。 カイバル・パクトゥンクワ州はアフガニスタンと国境を接する部族地域にあり、イスラム教シーア派とスンニ派の衝突が頻発している。 エティザズ君を
【守真弓、上原佳久】人気漫画「黒子(くろこ)のバスケ」の撤去を求める脅迫状が複数の書店チェーンに届いた。顧客の安全のためと撤去を決めた書店がでる一方、販売を続ける書店も。なぜ対応が分かれたのか。 週刊少年ジャンプ(集英社)に連載中の「黒子のバスケ」に関連しては、1年ほど前から脅迫が相次ぎ、出版社がイベントを中止するなどの影響が出ていた。 漫画を含めてすべての関連商品を撤去するのは、レンタル大手「TSUTAYA」を展開するカルチュア・コンビニエンス・クラブ。同社広報室によると、全商品の撤去を求める脅迫状が15日に届いた。11月3日までに撤去しなければ客の生命に危害を及ぼすという内容で、同時期に脅迫状が届いたセブン―イレブン・ジャパンが関連商品の菓子を撤去したことも考慮し、28日に全店舗からの撤去を決めたという。「お客様の安全を重視した」と同社は説明する。
アメリカ東部のボストンのマラソン大会の会場で起きた爆発事件についてオバマ大統領は16日、テロとの見方を示しました。 また、使われた爆発物は圧力鍋を用いたもので、殺傷能力を高めるため中にくぎや金属の破片が入れられていた可能性があり、捜査当局は、犯人につながる手がかりの解明に向け爆発物の製造過程を調べるなど本格的な捜査を始めました。 アメリカ東部のボストンでは、15日午後、市街地で開催されていたボストンマラソンのゴール付近の沿道で、2回の大きな爆発があり、地元の警察などによりますと3人が死亡、170人以上がけがをしました。 オバマ大統領は16日、声明を発表し、この事件をテロと見て捜査していることを明らかにしました。 またこの事件について、捜査責任者は、日本時間の17日午前6時過ぎに始まった記者会見で使われた爆発物は圧力鍋を用いたもので、中に小さなくぎや、金属の破片が多数、入れられていた可能性が
事件で犠牲になった各国の人々に哀悼します。 アルジェリアのイナメナスで起きたイスラム過激派による人質事件がひとまず収束した。事件の全貌はいまだにわからないが、報道などに触れてきた範囲で思うところを書いておきたい。 事件の背景には、フランスによるマリ空爆と、リビアの崩壊の二つがある。 一点目に関連するマリ情勢については、このブログでは昨年4月(参照)と12月(参照)に言及した。 今回の事件は2か月ほどの仕込み時間があったので、フランスによるマリ空爆を待っての事件ということではなかったが、マリ情勢はこのブログでも触れたようにすでに不安定化しておりフランスの介入も想定される事態だったので、関連がないとは言えない。 また日本ではマリ情勢について報道が少なかったが、この地域のアルカイダに関連するイスラム過激派の活動は一昨年あたりから活発化しているので、その点でも今回の事態も想定されないものではなかっ
アルジェリアで起きたイスラム武装勢力による人質事件で、地元紙は、軍に拘束された武装勢力のメンバーの1人が、外国人の人質を国外に連れ出す役割を与えられていたと供述していると伝えています。 この事件では、政府専用機で日本政府や日揮の関係者の一行が首都アルジェに入っており、日本時間の24日午後にも、無事だった7人と、死亡が確認された9人の遺体と共に、帰国の途に就くものとみられています。 アルジェリアの地元紙「シュルーク」の電子版によりますと、事件を起こした武装勢力の中心的なメンバーの1人で、軍に拘束されたチュニジア人の男は、「天然ガスの関連施設を爆破するよう指示を受け、2か月半前から計画を立て始めた」と供述しているということです。 そのうえで、「自分の役割は、外国人、特にフランス人を拉致してリビアに連れて行くことだった」と述べたということです。 施設はリビアとの国境まで100キロほどと近く、リビ
本稿がJBpressに載る頃には、アルジェリア人質事件の全貌が明らかになっていることと思うが、昨年の中国での反日デモによる経済的な被害とともに、この事件は海外における日本企業のリスクを強烈な形で認識させる事例となった。 企業が海外の進出先で抱えるリスクは、今回のような治安情勢の乱れによる現地勤務者の人質事件から、企業の財産に毀損を生ずる経済的な被害、そして、企業活動そのものへの現地政府の圧力など、リスクは多岐にわたる。 今後、日本企業は海外における事業リスクをあらゆる面から評価し、採算性以上に安全面での確認が取れない限り、簡単に海外進出などできなくなるだろう。 全く報道されないアルジェリアとロシアの強い関係
安否不明の残る1人は、日本から出張で訪れていた大手プラントメーカー「日揮」の元代表取締役副社長で最高顧問の新谷(あらたに)正法(ただのり)さん(66)。 日揮関係者らによると、新谷さんはアルジェリアでの事業に精通しており、今回のプラント工事を統括する実質的なトップだった。 昨年、副社長から最高顧問に就任した。 事件の数日前から現場のイナメナスを訪れており、武装勢力による襲撃のあった16日午前中、工事の進行状況を巡り、発注元の英石油大手BP幹部とプラントの施設内で会合する予定だった。 日揮内部では、首都アルジェを訪れることはあってもイナメナスのプラントまで足を運ぶことが少ない最高顧問が襲われたことから、限られた関係者しか知らないはずの重要な会合の情報が外部に漏れ、計画的に狙われたのではないかとの見方が出ている。 一方、英紙デイリー・テレグラフは21日の電子版で、BPのカルロス・エス
今回の事件は政権の危機管理能力を問う最初の機会となったが、事態は日本政府の手が及ばないところで激しく動いた。 ◇ 電話口で英国のキャメロン首相の声は、切迫感に満ちていた。 「アルジェリア軍はすぐに攻撃を開始するかもしれない。安倍首相からも説得してほしい」「米英で『暗視ゴーグルや無人偵察機など機材の支援は惜しまない』と言っているんだが、アルジェリアは受け入れない」 東南アジア歴訪中の安倍は、バンコク市内のホテルで日英電話首脳会談に臨んだ。現地時間の17日午後4時(日本時間17日午後6時)。アルジェリアで武装勢力による人質事件が発生して丸1日経過していた。 電話会談でのキャメロンの口調に、予想以上に事態が悪化していると知った安倍は、「私からも人命優先をアルジェリアに求める」と約束した。 キャメロンの危惧は的中した。会談から数時間後、アルジェリア軍は、関係国への通告なしで武装勢力への攻撃に踏みき
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