参院選比例代表で、立憲民主党前副代表の辻元清美氏(62)の当選が確実になった。辻元氏は2021年10月の衆院選で大阪10区から出馬し、日本維新の会の新人に敗れて落選したが、1年足らずでの国政復帰となる。 【写真特集】2022参院選 落選した主な候補者 辻元氏は1996年衆院選で社民党から立候補し初当選。旧民主党政権で首相補佐官、立憲では国対委員長などを歴任した。参院選では知名度を生かして、比例代表で出馬。私鉄総連などから支援を受けていた。
「あほやった、私……」。衆院選で議席を失った立憲民主党副代表の辻元清美さん(61)が東京・永田町を去る日、しみじみと反省を口にした。充血した目にむろん悔しさは色濃くにじんでいたが、自身におごりと過信があった、としきりに振り返るのである。いつもと違う「辻元清美」がそこにいた――。 つい口を滑らせた一言 「維新は――」 「とっとと出ていかなあかんから」。3日朝、議員会館の事務所をのぞくと、荷造り作業でバタバタの清美さんがいた。段ボール箱から1冊の文庫本を手に取った。「ほら、これ。『新人類図鑑』やん。筑紫哲也さんが『朝日ジャーナル』で連載していたのよね」。早大の学生でピースボートを主宰していたころは中森明夫さん(アイドル評論家)、秋元康さん(作詞家)らと並ぶ時代の旗手だった。土井たか子さんの引きで衆院選に社民党から立候補し、初当選したのが1996年。秘書給与事件で議員辞職するなど波乱の永田町暮ら
衆院予算委で質問終了直後、安倍晋三首相が自席から「意味のない質問だよ」と発言したことに辻元清美氏は抗議した/2月12日 (c)朝日新聞社 「安倍総理は野党の女性議員の質問には、とくにナーバスになる。私ごときの質問に耐えられなくて憤慨するような総理大臣では、危機管理できるか心配」と辻元議員/2月21日、衆院議員会館で (c)朝日新聞社 2月12日の衆議予算委員会で、安倍総理から「意味のない質問だよ」とヤジを浴びた立憲民主党の辻元清美幹事長代行。AERA2020年3月9日号は、そんな辻元氏に歴代総理と安倍総理との違いなどを尋ねた。 【写真】インタビューで答える辻元清美氏 * * * ──辻元清美議員は歴代11人の総理大臣に質問し、論戦をしてきたそうですが、今、国会で質問に立っていて何か感じることはありますか。 今の自民党は変質しました。いわゆる「ネトウヨ」みたいな人たちに占領されているんじ
参院選敗北の社民に打撃=辻元氏の離党意向 参院選敗北の社民に打撃=辻元氏の離党意向 社民党の辻元清美衆院議員が26日、離党の意向を重野安正幹事長に伝えたことは、参院選で敗北した同党に大きな打撃となった。福島瑞穂党首の求心力が一層低下することは避けられず、進退問題に発展しかねない情勢だ。 福島党首は参院選を控えた5月末、当時の鳩山政権が米軍普天間飛行場(沖縄県宜野湾市)の県内移設の方針を決めたことに反発。党内を説得し、社民党は連立政権から離脱した。当時、辻元氏は連立維持派だったものの、離脱に伴い、国土交通副大臣を辞任したが、「辞めるのはつらい」と涙を流した。 しかし、参院選で社民党は改選3に届かない2議席にとどまる敗北。前回から比例票を39万票減らすなど、党勢の退潮傾向に歯止めを掛けられず、福島党首の責任を問う声が党内にくすぶっていた。こうした中、知名度のある辻元氏が党に見切りを付ける動
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