「解任動議通る」小沢氏が引導=自信の親指立てで情勢一変−首相退陣の舞台裏 「解任動議通る」小沢氏が引導=自信の親指立てで情勢一変−首相退陣の舞台裏 首相の座に固執する鳩山由紀夫首相。参院選前の退陣を迫る小沢一郎民主党幹事長。党内が息を詰めて見守る中、密室で展開した政権のトップ同士の暗闘は、1日夜の段階では、首相が逃げ切るかに見えた。一夜にして情勢を一変させたのは、首相の不用意なしぐさだった。 ◇輿石氏ら参院に危機感 「両院議員総会で代表解任動議を出せば通ってしまうよ」。小沢氏が電話でこう言って辞任の決断を促すと、首相は「分かりました」と答えるしかなかった。この電話会談は2日早朝にあったとみられる。 沖縄県の米軍普天間飛行場移設問題は迷走の末、自民党政権の計画をほぼ踏襲する形で移設先を閣議決定した。首相は自ら掲げた「5月末決着」も「最低でも県外」も守れず、社民党の連立離脱を招き、政権は