ニコニコ動画をモデルにした小説『南極点のピアピア動画』 が2月23日に早川書房から出版される。著者はニコニコ動画のヘビーユーザー"尻P"として知られる、SF作家の野尻抱介氏だ。 『南極点のピアピア動画』は、野尻氏の5年ぶりの新刊となる。ニコニコ動画と初音ミクをモデルとした小説で、主人公の大学生が恋人への愛をボーカロイドの「小隅レイ」に歌わせ、「ピアピア動画」に投稿するところから物語が始まる。 元々は「S-Fマガジン」2008年4~5月号に掲載された短編で、SF文学賞である星雲賞を受賞している。本書ではこの短編のほか、その後の話など4篇が収録されている。カバーは「初音ミク」のイラストでも知られるKEIさんが担当。巻末の解説は、ニコニコ動画の川上量生氏(株式会社ドワンゴ会長)が寄稿している。 なお、野尻氏はニコニコ動画内では"尻P"という名前でも知られており、「ニコニコ技術部」の一員として、自