NTTドコモの携帯電話サービス「ムーバ」が、3月31日に終了します。最大で4500万近い契約者数を誇ったムーバですが、携帯電話の普及を発端とする周波数再編により、19年におよぶサービスに終止符を打つことになりました。 “ムーバ”ブランドは、1991年4月1日に登場したアナログ方式の携帯電話「TZ-804」の登場とともに誕生。今日も使われているデジタル(PDC)方式のムーバは、1993年3月に開始しました。当時のムーバは端末がレンタル契約のみで、初期費用だけで保証金10万円と新規加入料4万5800円が必要だったほか、月々の基本使用料(回線使用料)も1万7000円と高額でした。その後、保証金や新規加入料が廃止され、端末買い切り制度の導入や基本料の値下げが進み、端末のラインアップ拡大などもあり、日本のケータイは一気に普及することになります。 サービス面では、1995年に9600bpsのデータ通信
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