創立80周年記念式典で社名変更について説明する九電工の石橋和幸社長=福岡市中央区で2024年12月2日午後6時8分、久野洋撮影 九電工は2025年10月に社名を変更する。九州内の電気工事で地場企業として存在感を高めてきたが、近年は首都圏などでも営業に注力し、経営多角化も進めており、会社の成長に合わせて社名を変えることにした。新社名は4月に発表する。 2日に福岡市内であった創立80周年記念式典で、石橋和幸社長が表明した。九電工は1944年に「九州電気工事」として設立。89年に現在の社名に改称しており、社名変更は36年ぶりとなる。 石橋氏は、九州外での売り上げが3割を超え、空調工事や太陽光発電の業績が伸びていることを挙げ「社名が業容と合わなくなった。80年の節目に、新たなステージに向けて社員の意識を変えたい」と説明した。
