間島 寛[まじま・ひろし] 氏 1958年大阪府生まれ。81年、大阪大学工学部溶接工学科卒、岩谷産業入社。産業ガス関連の営業や全社システムのデジタル化などに携わる。ガス警報器とネットを組み合わせた「IoT」事業の推進に関わってきた。2009年、経営企画部長。10年執行役員。常務取締役や専務取締役、副社長を経て、20年4月から現職。関西経済連合会の地球環境・エネルギー委員会委員長。 国内初の燃料電池車(FCV)向けの商用水素ステーションを兵庫県尼崎市に開設してから今年でちょうど10年です。脱炭素化の追い風もあり、世界的に水素の需要は高まっています。この10年間を振り返っていかがですか。 10年前、まさに世界にエネルギーとしての水素の扉が開かれました。象徴的だったのは、水素で走るトヨタ自動車の「MIRAI(ミライ)」が登場したことです。水素でクルマが動くということが国内外に広く知れ渡りました。
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